週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
一般に、ボールを「トラップ」する際、接触する足を引くように教える。
これが完全に間違いであることを示すと共に、正しいコントロール法を見る。 -正しい動きと間違った動きの比較 ・正しいコントロールとは 正しいコントロールは、以下の要素で構成される。 -正しいコントロールの要素 ・地面と足でボールを押さえる ・逆回転の重要性 ・足首の変形 ・重心移動 これらを用いることにより、足を引く動作では絶対に得られない、様々な利点が得られる。 -正しいコントロールの利点 ・勝手に止まるメカニズム ・方向の変化 ・次のプレーへ移る ・接触時間、バランス ・見合いとコントロール ・まとめ 次に、間違いである引くトラップと正しい方法をシュートの場面で比較する。 -コントロールの違い、引くトラップの問題点 ・シュートへつなぐコントロール、問題編 ・シュートへつなぐコントロール、正解編 ・印象の理由 ・引くことの嘘 以上のように、引く動作ではボールをコントロールすることができず、それを行う選手は例外なく下手である。 次のような、誤った指導は根絶されなければならない。 -誤ったトラップ論 誤った指導法、パター型と引くトラップ 嘘の言い分、現実を理屈に閉じ込めること 引くトラップとパター型インサイドの嘘は、共に間違った理屈に現実を無理やり押し込むことから生じている。 また、蛇足ではあるが、コントロールにおいても、最も大切なことは正対である。 コントロールの方向、距離、回転を決めるものは、次のプレーのアイディアである。 そのアイディアの中に正対が入っていなければ、どんなに上手くボールをコントロールできたとしても、結局は下手なプレーを繰り返すしかない。 この点は、注意が必要である。 *続き:空中にあるボールのコントロール
無題
正対を避けるとどうなるかという完璧なサンプルが日本代表の試合ではいつもみられるので楽しみに観戦しております。
徹底的に正対を避けてきて、ここにきてチームを完成させたなーと、コンセプト設計、チームマネジメント、スケジュール感覚に感心することしきり。 いや、斜に構えていやらしく発言しましたが、嫌味で言うのではなく本当に頭も良く魅力もありすばらしい人物だと感じている岡田監督ですら、根本を間違えるとこのようなことになってしまうのだなと。 また、すばらしい人物であるためにここまでひどくなっていってしまうということもあるのかと思い、恐ろしさを感じています。 Re:無題
無題
最近「DVDでさらに上達!!阿部勇樹のサッカーレベルアップマスター」という本を読んだんですが…この本に書かれているインサイドキックというのがパター型なんですね。
彼がどうしてインプレーとセットプレにあれほどの差があるのか、わかる気がします。 Re:無題
インサイドキックに注目して見ました。
確かに、正面方向に蹴るときに強いパター型になっています。 インサイドからの蹴り分け、キックの見合いにおいて問題がある状態でした。
無題
なんだか、だんだんとサッカーが怖くなってきた…。
観戦中の自分の口から出た野次を思い返してみて、ハッとした次第です…(泣)。 ひょっとすると、ぼくは繰り広げられているのがサッカーであれば、そこにいるのが自分だろうと他人であろうと、それに意見を述べる権利はこれっぽっちもないのかもしれない。 怖いよー えんえん Re:無題
サッカーを教えるのは怖いことだと良く思います。
無題
開幕戦を見ていましたが、マルケスのゴールは綺麗な「正しい」インサイドキックでしたね。また、ドス・サントスのドリブルはまさに「正対」するドリブルで蹴球計画様の仰ることの意味を改めて痛感しました。
Re:無題
正対に注目すると、今後とともいろいろなことがわかるような気がします。
メキシコはいつも応援しているのですが、なかなか驚くほど上位には行きません。 いつかその理由を解明できればと思います。
無題
本日はじめて拝見しました。
非常に興味深い内容で参考になりました。 とくにインサイドキックの蹴り方は 体の使い方として、利だと思います。 しかし、話が飛躍しすぎているところがあると 思います。 まずパスアンドゴーに不向きとあるのですが、 確かにその間違ったけり方を正確にすれば 次のアクションに無理があると思いますが 本当にパスアンドゴーが必要なとき、選手はそのようなけり方をしているでしょうか。 キックの方向が読まれやすい、 とありますが実際に選手はそこまで見ているのでしょうか。自分が相手のパスを読むときは、フィールドの場所、相手の場所、見方の場所、キッカーの目線、振り足の強度から判断します。 シャビのパスを事例として出していますが ディフェンスはFWの選手位置を把握していないが ため予測できていないと思うのすが。 どうでしょうか。 Re:無題
本文中のメルテザッカーの正しい蹴り方からのパスアンドゴーや、
シルバの足を返す蹴り方から飛び出しなどは実際の試合で見られます。 ぜひご検証下さい。 「実際に選手はそこまで見ているのでしょうか。」のそこは何を指すのでしょうか。 守備者がパスの受け手を把握できない有利な状況を、さらに有利な状況に導くのが蹴り分けの技術です。 インサイドからの蹴り分けは、正対という概念からもサッカーをプレーする上で本質的に重要です。
トラップで当てる足の箇所
いつも楽しみに拝見しております。
毎度同じような質問ばかりしていて申し訳ありませんが、 インサイドトラップでボールに触れる箇所について 質問したいと思います。 キックと同様、足のどこに当てるのかいつも疑問に思って いまして、今までいろいろ情報収集したり人に質問しておりましたが、 唯一、風間八宏さん著の「「 1対21 」 のサッカー原論」(だったと思います) という本で面白い記載を見ました。 昔、Jリーグが始まる前の時代の日本のリーグで日系ブラジル人の ネルソン吉村という選手がいて、彼は基本的に親指の側面で トラップをしていたらしく、著者は彼の真似をして、親指の側面を使って どんなボールでもトラップできるように練習したということです。 多分、 http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/A02508001c.jpg の親指の基節骨の側面か、基節骨と第一中足骨のつなぎめの部分の 側面のことを言っているのだと思います。 私自身は、インサイドトラップはインサイドキックと全く同じ場所、 内側楔状骨の側面の辺りで触っていますが、 C60様の解説を読むうちに、親指の方が本当にいいのではないかと 悩むようになりました。 というのも、ボールの勢いを足首の変形によって吸収すると いうのなら、足の先でトラップしたほうが、ボールに触れる部分の 移動量は大きく、吸収しやすいと考えたからです。 また、ブラジルのロナウドの動画を見たときに、アップになったときに 明らかに親指のつけねの側面で触っているシーンがありました。 (どの動画かわからなくなってしまいましたが・・・) C60様は、何か考えをお持ちでしょうか。 また、触る箇所について何か定説を聞いたことはおありでしょうか。 (ちなみに、質問と関係ありませんが私の他のトラップの箇所も 書きますと、つまさきトラップは人差し指基節骨の辺り、アウトサイド トラップは小指第一中足骨の側面か薬指第一中足骨、足裏トラップは 人差し指でバックスピンをかけて止めます) Re:トラップで当てる足の箇所
いつも有用な情報をいただきありがとうございます。
おっしゃるように、変形を用いてボールをコントロールする場合、回転軸からなるべく遠い部分に当てるほうが原理的に有利になります。 ですが、シューズは、先の方に近づくと曲率が大きくなります。 その手前、親指の付け根付近にあるやや真っ直ぐな部分に当てるのが一番安定するのではないかと思います。 それより先に当てると、右足なら右側にボールが抜けやすくなります。 背中から守備者が突っ込んで来るときなどは、それを利用して体を入れかえることが可能です。 はっきりとはわかりませんが、おそらく、ネルソン吉村の親指の側面というのは、基節骨と第一中足骨のつなぎめの部分のことではないかと思います。 どこに当てるかの定説というのは、残念ながら知りません。 映像から導きたいのですが、例によって、立体と立体の接触であることと、良い映像の不足で今のところできません。 またなにかありましたらお教え下さい。
浮き球
引かないトラップを意識しだして、ようやくゴロのボールはできるようになりました。
が、プレミアなどで、サイドチェンジの浮き球を足を引かずにぴたっと止めているのが不思議でなりません。 もしよければ、それに関しての記事をお願いいたします。 Re:浮き球
試していただきありがとうございます。
コントロールですが、まだ空中にあるボールについては解決していません。 いずれそこで触れることができればと思います。
イニエスタについて
はじめまして、AJと申します。正しいインサイドや正しいコントロールについての記事を中心に読ませていただいてます。
分析についてお願いしたいことがあったのですが、こちらの記事にてコメントするのは正しく無い内容だったかもしれません。その点どうかご容赦願います。 自分はイニエスタのドリブルがとても好きで、まだ9カ月の息子にいつかそのやり方を教えてやりたいと考えていますが、自分自身はフットサルの経験しかなく、最近になってこちらの上記の記事や分析を読んで眼からウロコの思いあり、日々参考にさせていただいております。 そこでなのですが、イニエスタのあの正確無比なタッチと相手の重心や守備ブロックのギャップを突くようなドリブルを目指す上で、より良い練習方法は無いでしょうか? イニエスタ自身がドリブルに対してこだわりが無く、シャビなどは「ドリブルはファーストタッチの連続なだけ」であり、相手の足の届かないところに置き続けるだけと考えてることも何かの記事で知りました。パスもドリブルも試合の状況やリズムなどを考慮して様々に選択しているとも思います。 その上であえてお願いしたいのですが、イニエスタのドリブル(運ぶドリブルも突破も含む)の分析や解析と、それを身につけるための練習法を考案していただけないでしょうか? 恐縮ですが、上記したイニエスタのドリブルの特徴を自分なりにまとめてみました。 ①脚の様々な部分を駆使した正確無比なタッチ ②相手守備者の重心を崩すor逆を突く仕掛け ③守備のギャップを突いての進入突破 上記はイニエスタの一部分であり、正確なパスや広い視野や展開力など他の様々な要素が絡んで成り立っているものと思いますが、自分はなにぶん素人に近い愛好者なのでその他の要素も教えていただければ幸いです。 不躾なお願いとコメントで失礼いたしました。今後も記事を楽しみにしていますのでどうかよろしくお願いします。 |
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