週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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パターのようにインサイドを蹴るとサッカーが下手になる。
これを示すと同時に、正しい蹴り方を紹介する。

これまで、「インサイドキックは、パターのように蹴りなさい」という指導が広く行われてきた。
しかし、そのような蹴り方は、教える必要も、習得する必要も一切ない。
それどころか、パター型を一生懸命に練習することは、有害無益である。

最初に、誤った蹴り方を示し、次に、正しい蹴り方を示す。
その後に、パスを正面からずらして出すことの重要性、練習法、練習で意識すべきことなどを見る。



誤った技術
いわゆるパター型インサイドの実例を示し、その問題点に触れる。

~誤った技術 その1~(08.11.08)

~誤った技術 その2~(08.11.08)




正しい技術
正しいインサイドの蹴り方を見る。
正しい技術では、パス方向の変更が基本として織り込まれる。

~正しい技術 その1 表~(08.11.09)

~正しい技術 その2 裏~(08.11.09)

~正しい技術 その3 表と裏の複合~(08.11.09)



その他の例とまとめ
補足的なデータ。
正しいインサイドの具体的な練習法を知りたい方は、次に進まれたい。

~正しい技術 その他の例~(08.11.12)

~正しい技術 教育の重要性~(08.11.12)

~まとめ~(08.11.13)



練習法
具体的な練習方法。
また、練習において常に意識すべき点についても見る。
パスを、体の正面からずらすこと、
足を、体のより上から、より中から動かすこと、
この二点を常に意識するとよい。

正しいインサイドキックの練習法、ボールを持つ位置(08.11.18)

立ったまま蹴る、体幹、ムチ効果、ひねりの利用(08.11.18)

正面からずらして蹴ることの重要性(08.11.18)

普段の練習の中での意識(08.11.19)



正しい蹴り方のメリット、誤ったパター型のデメリット
2つの蹴り方には、そのメリット、デメリットにおいて著しい差が存在する。
それをまとめる。

正しい蹴り方のメリット、誤ったパター型のデメリット(08.11.18)



補足的文章
インサイドに関する読み物、考察

歴史と今後(08.11.13)

ひねる蹴り方のインパクト面(08.11.19)
正しいインサイドキックは、相手と正対した状態から、左右に蹴り分けることに向いている。
以下に実例を見る。
足をひねり、蹴り足側に出すモーションを途中でキャンセルし、軸足側に蹴る。
裏から表への変換の一種である。

左からのボールをコントロールする。



相手方向を向く。






正対しながら、軸足を踏み込む。









インパクト






転がるボールに対し、ディフェンスはまったく反応できていない。








ラインの裏に抜けたフォワードがゴールを決める。













蛇足ながら、このシュートは、インステップでファーに打つフェイクから、インサイドで股を抜いている。
いわゆる、ステップサイドの股抜きバージョンである。
ステップサイドについては、こちらの後半部分を参照されたい。

モーション拡大図

相手方向を向く。





正対して踏み込む。
踏み込んでプレーベクトルを前に向けることが、相手を騙すの前段階として重要であることは、以前に見た。



踏み込みながら、体を蹴り足方向、つまり、実際に出すパスとは逆方向に向ける。






ひねりながら蹴り足側に蹴るモーションを止め、足を縦方向に振る。














攻撃を有効に終わらせるためには、相手と正対し、その方向に踏み込んだ後に技をかけることが極めて大切である。



この点については、以前にも別の選手の例を見た。

攻撃が上手くいかないチーム、攻撃が下手なチームは、結局、これをできる選手がいないことが多い。

この文は、「正しいインサイドキックとは」における、表と裏の複合に関係している。

下の配置において、右から来たボールをコントロールした後、赤い矢印のフェイントを見せ、ディフェンスを黄色方向に釣った後、白い矢印の方向にパスを通す。



右から来たボールをコントロール。



正面より、左方向を向く。







一度右足アウトでボールを突く。





左方向にパスを出すように軸足を踏み込む。
インサイドを蹴る踏み込みが軽いのは、この選手の特徴である。






ここから右胸を引く。



足をひねり、インサイドで縦に蹴る。








完全にディフェンスの逆を取る形でスルーパスが出る。



この後、下図の、中盤で黄色い矢印のついている選手に注目いただきたい。



その選手の動きを追うと、赤いパスにつられ、前に出ていることがわかる。






該当選手は、パスとは逆の方向に動いている。



完全な形でスルーパスが通り、ゴールが決まる。







ユーロの決勝でも、シャビはこのインサイドの表裏変換によりスルーパスを決め、チームを勝利に導いた。
基本技術がいかに大切かを物語っている。

また、この蹴り方において、足にひねりを加えているのは明らかである。
ひねりを加える蹴り方で、十分な精度が出ることがわかる。
誤った蹴り方であるパター型が必要ないことの、ひとつの証拠である。

別角度から動きを見る。
























参考:踏み込み時の上半身の向きと、インパクト時の向き

シャビ



デ・ラ・ペーニャ


参考

デ・ラ・ペーニャの方がねじれており、シャビの方が、本当にパスを出す方向を向いていることがわかる。

相手を騙す効果は、デ・ラ・ペーニャの方が高い。
しかし、一般的な選手にとって参考になるのはシャビの方であると考えられる。


個人技術 正対からのインサイドによる蹴り分け

これは、以前見た、インサイド表表、つまり、インサイド表からさらに軸足方向にパスを出す例の一つである。

下の図において、ボールは、画面左から右に動いている。



コントロール



逆サイドを向く。



サイドへパスを出す踏み込みから。



足を返して縦に出す。



インパクト








チャンスにつながる。

フォームを拡大して見る。























蹴り終りにおいて、体が蹴り足側に流れている。

シュートフェイクからインステップ、イニエスタ
下のキックでは、かかとを内側に入れ、足のひねりを利用しながらインサイドで蹴っている。



インパクトの瞬間、足の内側のどの部分でボールに触れるべきか、という問題は興味深い。
簡単のため、膝頭とつま先を線で結び、それを軸として足をひねる状況を考える。



この状況では、かかとや、足の内側は、円を描くように動く。
模式的には、下のようにあらわされる。



赤い棒が、黒い棒の位置まで動く時を考える。
その部分を抜き出したのが上の右側の図である。
より外側の部分を示す、赤い矢印は、内側の青い矢印よりも長い。
長いということは、赤い棒が黒い位置に動くまでの間に、より大きく動いたことを示している。
つまり、棒の外側、回転の中心から遠い部分の方が、速く動いていることをあわらしている。
これらの話について、より正確なことを知りたい人は、「剛体の回転」で調べるか、大学一年の力学の教科書を読まれるとよい。

これとスパイクをあわせると次のようになる。



つま先を軸とするので、回転の中心をそこにあわせる。
こう見ると、かかと部分の方が速く動くことがわかる。
速く動く部分をボールにぶつける方が、速いボールを蹴ることができるわけだから、捻りを最大限に利用するためには、かかとでボールを蹴ればよいことになる。
さらには、重さもその部分に集中しているわけだからなおさらである。
しかし、スパイクの形状を見ると、その辺りがよくわからない。



かかとの部分には、丸みがある。
丸みがあるということは、トゥと一緒で、方向が安定しないように思われる。
それなら、かかとに近い位置で、ボールを捕まえやすい部分として、ピンクの面がある。
よさそうではあるが、斜めになっているので制御が難しそうである。
となると、多少ひねりによる効果は犠牲にしても、いわゆるインサイドである、空色の部分がよさそうにも思われる。

正しいインパクトの面がどこであるか、というのは重要な問題だが、テレビの映像から理解するのは難しい。
その一つの理由は、インパクトの瞬間の足が消えていることが多いからである。



この点に関しては、前々から疑問に思っていたが、いまだに解答が得られていない。
どなたか、よい文献をご存知の方がいらっしゃれば、お教えいただきたい。

上では、簡単のために、下図の白い線を軸にして足をひねることを考えた。



実は、この動きは、実際に技術として用いることができる。
下のような場所にボールを置き、図のようにひねれば、守備者の左を抜くことができる。



つま先に少し体重をのせ、かかとを前に踏み込むようにすればよい。
これは、強く蹴ることはできず、出せる範囲も狭い。
しかし、予備動作が一切なく、非常に小さな動きで出すことができるため、相手にタイミングを読まれる心配がない。
3mほど先のスペースに遅いボールを出せばよい、という状況では十分に実用になる。
この技を知らないディフェンスは、パスが出たとき、どうやって蹴られたかがわからず、怪訝な顔をする。
ぜひ一度お試しいただきたい。


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