週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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「さて」

「ラスのパスについてやな」

「ボールを持ち前にドリブル」



「右足アウトで切り返す」





「上では、完全に横を向いている」

「ここからパス」





「ボールは縦に出て」





「守備の股間を抜け、フォワードに渡る」





「実に見事」

「いわゆるグティパターンという奴で、体の正面をサイドに向け、そちらへパスを出す踏み出しから縦方向パスを出す」

「90度の狙いという点では、チェルシーパスとも通じる」

「ただ、この時のラスは、イニエスタの蹴り方に近いと思うんやけどな」

「ちなみに、グティパスについてはこちら

「イニエスタについてはこちらなどをご覧下さい」

「なんにせよ、上のパスは非常に上手い」

「上手いな」

「ラスは大したものであると思わざるを得ない」

「ちなみに、下のパスも実に面白い」

「ラスがボールを持って前へドリブル」





「パスモーションに入った後」





「左足で軽く飛ぶ」




「着地からそのままパス」









「びっくりするくらい良い位置で受け手がフリーになっている」

「注目すべきは、下の2人のディフェンダーやな」



「ラスから見て、右側へのパスに完全に釣られている」





「そのメカニズムはおそらく下の形であろうと思われる」



「右に体を旋回させて、赤いパスを見せ、体をたたんで白い方向に出す」

「以前に見た、シャビと同じ形でのフェイントだと考えられる」

「このラスの拡大図が見たいな」

「拡大図か」

「そうや」

「残念ながら」

「ないんか」

「この守備の反応というのは、実に不思議で興味深いので、是非その詳細を知りたいのは山々やねんけどな」

「自分でカメラをスイッチできる録画映像が待たれるところやな」

「以上では、ラスの良いパスについて見たわけだが、次は、良いキープ、特に引き技を絡めたキープとドリブルについて見てみようかと」

「続きは、こちら



赤い矢印へインステップによるシュートを見せ、白い矢印へインサイドでパスを通す。



大きく踏み込む姿勢を見せる。




軸足を手前に下ろす。





インサイドで前へ。








味方に合わず抜ける。

ここでの特徴は、インパクトの時、軸足とボールが前後に離れている点である。


また、インパクトからフォロースルーにかけて、体が後ろに傾く。


これは姿勢として良くない。

この選手は、インサイドの表から裏変換においても、ボールを前に置き、体を後ろに傾ける動作を見せる。






これは、技術的な問題なのか、それとも、筋肉や関節が硬く、体を立てた状態では足をひねりにくいためこのような蹴り方になったのか、興味のもたれるところである。



赤い矢印へインステップによるシュートを見せ、白い矢印へインサイドでパスを通す。

ステップサイドについては、こちらや、こちらをご覧いただきたい。
































センターサークル手前で、フリーでボールを持つ。
左前方へドリブル。



切り返し、中央、相手方向へドリブル。



赤いパスをフェイントに、サイドへパス。




ウィングの一対一を作り出す。



これは、以前に見た、正対することによりパスコースを確保することの具体例になっている。

また、サイドにスペースをつくるため、パス方向の変更が有効に用いられている。
この形の変換は、こちらを参照されたい。
これは、「個人技術 足の甲で上から下に切る、後方回転」の続きである。

正面からの拡大図を見る。

踏み込み












軸足が着地した時点を見る。



前回にあるように、軸足のつま先が正面より外に開いている。
また、軸足側の半身、左半身に軽くもたれる動作が確認できる。




インパクト時点を見る。



開いた上体の中のアーチ、軸足とボールまでの大まかな距離が確認できる。
また、多少見難いが、足首がほぼ伸びた状態であることも確認できる。
インサイドの部分は、やや前方を向いている。
これは、蹴った後、足が少し上に返ったためだと考えられる。







フォロースルーにおいて、蹴り足が軸足と交差する。



これは、左半身を支えとして、蹴り足を動かした証拠である。
蛇足ではあるが、これを「軸」とは表現しない方が良い。
軸であれば、上半身がその周囲に回転するイメージになるが、見ての通り、これまでの流れにおいて上半身は開いた状態を保ち、ほとんど回転させない。







これまで見た、セルヒオ・ラモス、イニエスタ、トゥンジャイの蹴り方は少しずつ異なる。
これは、蹴る状況、出すパスの強さや距離、回転数が違う以上、仕方のないことである。
それぞれの、異なる点ではなく、共通点に目を向けてイメージをつくることが重要であり、上達につながると考えられる。



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