週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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Realとはなんぞや?チーム名 (2004/03/03)


今回は、チームの名前についてお届けしようかと。

スペインのチームによくみられる「Real」という単語は、「王室の」という意味です。
つまり、フットボールクラブ、アスレチッククラブ、チェスクラブ等々、どんなクラブであれ王室から認可を受ければレアルを名乗ることが可能です。
どこでどうやって許可を受けるのかは知りませんが。

現在スペインリーグ一部で「王室」を名乗るのは、

ベティス、Real Betis Balompie
セルタ、Real Club Celta de Vigo
デポル、Real Club Deportivo de La Coruna
エスパニョール、Real Club Deportivo Espanyol de Barcelona
マジョルカ、Real Club Deportivo Mallorca
ムルシア、Real Murcia Club de Futbol
ラシン、Real Racing Club de Santander
マドリー、Real Madrid Culb de Futbol
ソシエダー、Real Sociedad de Futbol
バジャドリー、Real Valladlid Club de Futbol
サラゴサ、Real Zaragoza

以上になります。
実に11チーム。リーガ一部の半分以上は王様系なわけです。
これらの中で一際目を引くのはエスパニョールとラシン・デ・サンタンデール。
バルセロナといえば、反中央、反マドリー、カタルーニャの独自性をその精神基礎に置いているのはご存知の通り。
そのカタルーニャ地方でマドリーに王宮を持つ一族を指す「Real」を冠し、スペインを指す「Espanyol」をその名として活動するエスパニョールは、ある意味反骨の人かと。
バルセロナにおいてエスパニョールがマイノリティであり、移住者、移民に人気があるのは名前からも当然と思われます。
そしてラシン。綴りは Racing、スペイン語ではございません。英語で読むと「レーシング」。
と、言うことはですな、設立に英国人が関与し、初めはサッカーを中心としたクラブではなく、車の競争を主として活動していたものと思われます。
それが時代の流れと共にフットボール部門が成長し現在に至ったのではなかろうかと。

レーシングを名乗りサッカーチームを持つクラブがある一方、フットボールクラブを名乗りながら、その他のスポーツ部門を抱えているクラブも多く存在します。
レアル・マドリーとバルセロナにバロンセストことバスケットチームが存在する事実は良く知られておりますし、バルセロナはその他にも、フットサルにハンドボールにローラーホッケー等々、様々な部門を抱えています。

その一方で、Club Atletico(陸上競技、体育) de Madrid なる名前を持つアトレチコにはフットボール部門しか存在しません。
私の知る限り、陸上競技部門など存在しませんし、バスケット部門もありません。
ちなみにスペインでサッカーの次に人気のあるスポーツはバスケット。
それなのに、レアル・マドリーにはあってアトレチコにはそれがない。
その寂しさを埋め合わせるためか、アトレチにはバスケットチーム「エストゥディアンテス」のファンが多いようです。
一度バスケット・ユーロリーグの準決勝、エストゥディアンテスvsパメッサ・バレンシアを見に行ったのですが、会場の周辺でアトレチコ関係のコーチ達に出会うこと出会うこと。
アトレチコ、エストゥディアンテス、アンチマドリー、以上が正しいアトレチの三大条件かもしれません。

話がそれましたが、クラブの名前には Real 以外にも、Deportivo, Sociedad, Balonpie, S.A.D. などがよくくっついていますが、それらに関して一度考えられると面白い発見があるかもしれません。




ポレミカの行く末 (2004/02/13)


「ポレミカ」とは「論議を呼ぶ問題」といったようなスペイン語ですが、サッカーでは「論議を呼び、かつ、機構が絡む諸問題」といった意味で使用されます。
以下にどのような問題がそれに当てはまるか、具体的な例を挙げて見てみましょう。

例:カンプ・ノウ使用問題

皆さん、覚えておられますでしょうか?2年前の11月、「裏切者」フィーゴの登場に大興奮のバルセロナ・ファンが、トイレットペーパー、子供銀行の札束、携帯電話、ウィスキーの空き瓶、果ては豚の頭までを盛大にピッチに投げ込み、その代償としてカンプ・ノウの二試合使用停止が発表されたことを。

さて、そのペナルティーはいつ果たされたのでしょうか。

誰も知りません。

クラブが規律上の違反を犯した場合、コミテ・デ・コンペティシオン(comite de competicion)という機関がそれを審査します。それに不服が申し立てられた場合、教育文化スポーツ省付随の、コンセッホ・スーペリオール・デ・デポルテ(CSD : consejo superior de deporte)という機関が再び審査します。もし、さらにそれが気に入らなければ普通の裁判所に持ち込んで争うこともできます。

小学校でならった一審、二審、、、といった多審理制を取った非常にまともなシステムに見えます。

しかし、そこでは摩訶不思議なことがおこり、摩訶不思議な事態がまかり通ります。

例えば、7試合の出場停止選手が3試合後にはフィールドを駆け回る。
例えば、免許を持たないピーテルマンが練習を指揮してもなんのお咎めもない。
例えば、大クラブに所属する選手に出たイエローがいつの間にやら消えうせる。

そして、例のカンプ・ノウ事件等々。様々なポレミカが有耶無耶のうちに解決されてしまいます。

システムとはうまくしたもので、一目素晴らしい構成でも人間が係わるとその欲望に従って機能するようになる。
この場合はコミテとCSDの間に秘密があり、まずコミテが審査する、その上訴をCSDが預かり取り敢えず処分保留とし、慎重になるべく時間がかかるように審査する。審査した挙句にコミテに差し戻しなんぞにしてみる。そしてそれをまただらだらと審査して上にあげて差し戻して、、、このようなことを延々と繰り返す。
そして一応結論を下すが、その実行にもなるべく手間がかかるようにダラダラと、、、、、、

人の噂も75日、ならば大体一年も粘れば、どんなに大きな事件も雲散霧消する。
この手で、いくつもの事件が、いつの間にやら、時の彼方に追いやられて来たわけです。

これをこれ政治と言うのでしょうか。
まずは問題を疲れさせ、その後になんとなくカタをつける。
政治は英語でポリティック、ポレミカと同語源、ならばポレミカがそのように処理されるのは理の当然であります。
そういえば、弱者が泣き寝入りを強いられる姿も、また、政治と酷似しております。
をとなの世界です。

最後に以下のような設問を、

問題:
バルセロナのライバル、レアル・マドリーはなぜカンプノウ使用停止問題に対して何も声をあげないのか

回答:
貸しと借りの連鎖の中でカードを一枚増やすため

まっこと、世の中は怖うおすな。



呼び名の問題 (2004/02/06)


スペイン語をカタカナに直すといろいろとややこしいことがおこりますが、今回はそんなこんなについてのお話。
基本的には、表記を現地の発音に合わせればいいようなものですが、それはそれで簡単ではありません。

例えば、マドリーかマドリッドか、セビージャかセビリアか、

まずは、マドリー。Madrid の最後のdはスペイン語では英語の th と同種の発音になります。
つまり舌を歯で挟み空気を抜く「ス」なる音になります。
最後のスは基本的に音として聞こえないので、その前を伸ばして「マドリー」のように呼びます。
マドリー在住の日本人で「マドリッド」と日常的に発音する人は稀で、自然とこの呼び名に統一されています。
というわけで、レアル・マドリー、アトレチコ・マドリー、のように書き表すことになります。
たまにマドリッと最後を跳ねる表記を見かけます。これでも通じるとは思いますが、字面が間抜けかつ攻撃的なのでマドリーの方がよろしいかと。

次にセビージャ。
セビージャというと、一瞬なんのことかわからない方もおられると思われますが、これは所謂「セビリア」もしくは、「セビーリャ」のことです。
Sevilla と綴るわけですが、最後の lla を「ジャ」もしくは「リァ」と読みます。これはどちらでも良いことになります、学術的には。
しかし、現在のマドリーでは「ジャ」と読む人がほとんどで、よほどまれな人でない限り、リャ、リァとは言いません。
よって、べたに「セビージャ」と表記します。
ちなみに paella もパエリア、ではなくパエージャが普通です。

続いて騙されたような「G」について。
バルセロナに Gerard という選手がおり、マラガに Gerardo という選手がいます。
さて、この二人をどう呼ぶのでしょうか。

答えは、前者がジェラール、後者がヘラルド。
所謂スペイン語と呼ばれるのは、カステジャーノと呼ばれる言語で、マドリーを中心とする地方で使われております。
で、そこでは Ga,Gi,Gu,Ge,Go は簡単に言うと、「ガ、ヒ、グ、ヘ、ゴ」と発音します。
ならば、ジェラールはヘラルーであるべきなのですが、彼はバルセロナを中心とするカタルーニャ地方の出身。
そこでは話される、フランス語に近親性を持つ言語では Ge を ジェ と発音するらしく、それにならい、マドリーでもジェラールと呼んでいます。
なんだか、面倒な話ですが。
ちなみにジェラールは Granollers というバルセロナ近郊の出身です。

スペインリーグには有名な、Xavi、Xabi、二人の選手がいますが、どちらがどのチームの所属選手かおわかりでしょうか?
前者の「シャビ」はバルセロナ、後者の「シャビ」はソシエダーのシャビ・アロンソ。
マドリーにおける読みとしては、両者共に「チャビ」よりも「シャビ」の方が近いと思われます。微妙ですが。
ならばなぜ v と b で違うのか。ソシエダーの属するバスク地方では、アルファベットの v を使用せず全て b で表記する為、同じ名前でありながら字面が異なるわけです。
ちなみにフルネームは「Xavier」と「Xabier」。ここでピンとこられた方はお見事。
そうです、あの有名なフランシスコ・ザビエルのザビエルと同じ綴りです。
ザビエルはバスク人なので、教科書で一般的に書かれている「Xavier」ではなく、「Xabier」の方が正しい。はずです。
もののついでですが、カステジャーノではザビエルに当たる名前を「Javier」、つまりハビエールと書きます。
こちらの短縮形は「ハビ」。ハビ・モレーノ、ハビ・ベンタ、ポルティージョ、サビオラ、ガリード等、多数の選手がこの名を持っております。

そしてさらにアンダルシア。この地方では単語の終わりの S が欠落します。
1、2、3は uno, dos, tres, ですが、ウノ、ド、トレ、となり、S が消えます。
その勢いで行くとセビージャ出身のセビージャ監督、ホアキン・カパロス (Joaquin Caparros) はホアキン・カパロ、もしくはホアキン・カパローと表記すべきである、という話になります。
ならばアンダルシアの一角、マラガにいるポルトガル人ディフェンダーのリトス(Litos)はどう表記すべきでしょうか。
アンダルシア風にリトなのかカステジャーノ風にリトスなのか、はたまたポルトガル風の別な読み方で書くべきなのか。

このように、「人の名前を現地の音で表記する」というのはそう簡単ではありません。
そんなわけで、このページにおいては、カタカナ読みをすればマドリーでなんとなく伝わる表記、というものに統一してあります。
ときどき変な、一般的でない名称が出てくるのはこのためです。

以上、くだくだしい話でしたが、記憶の片隅にでも留めておいて頂ければ幸いです。




上手くなる観戦法 (2004/01/29)


このコーナー最初のお題として、サッカーがよくわかるようになる、かもしれない観戦方法なんぞを御紹介しようかと。

ところで、皆さん、年間どの程度の試合をご覧になられますかいね。テレビ、スタジアム観戦を足して。
私が日本にいた頃は、100試合程でした。地上波、WOWOW、NHKBSで放送される試合をさらうようにして見た挙げ句、この数字でした。
1試合を巻き戻したり止めたりして見ると、その所要時間はほぼ2時間、年間200時間、8時間労働に換算すると、25日分の労働にあたるわけです。
おまけに面白い試合は3回以上見るわけですから、その総時間たるや膨大なものになります。
これだけの時を割くわけですから、その1回1回の観戦から最大の情報を得ねば割りにあわん、ような気がするではありませんか。
知り合いには、働きながら年間130試合を観戦するツワモノもおりました。
ならばですな、その各試合最大限に活用し、有用な情報を引き出せば、サッカーをより理解することができ、消費した時間も浮かばれるはずでございます。

よって、年の頭(と言ってももう遅いですが)に効率的な観戦法を考え、今年1年、サッカーを見る時間をより有意義に過ごそう、ってのが今回の企画であります。
なんか趣味のものに対して貧乏性のような気もしますが。

まずは、個人技術を堪能する観戦法。
フィールド上では毎日、おかしなことが起きています。

5m前方でジャストミートされたヘディングシュートを弾くイケル・カシージャス。
自分より遥かに体格で勝るルイス・エンリケをショルダータックルで弾き飛ばすゲオルゲ・ハジ。
180センチの選手を弾き飛ばす160センチ後半のバストゥーク。
シュートを撃つとキーパーが逆に飛ぶことの多いマイケル・オーウェン。

これらは普通、「ありえない」ことです。
これらの現象を、「彼は反応がいい」「彼は当たりに強い」「彼はシュートが上手い」、とまぁ、このように片付けることもできます。
が、そこで「なぜか」を考えて見ると新たな発見があります。
例えば、イケルは「沈み込み」と呼ばれる、シュートの瞬間に重心を下げ地面からの反作用を利用して体を素早く動かす技術に長けており、ハジはエンリケを誘導し片足立ちになった瞬間に当たるからこそ勝ち、バストゥークは敵のイメージする衝突点をずらす技を持ち、オーウェンはインステップからインサイドにキック表面を変える技術を持っているからこそ相手を上回ることができるのです。

おかしな場面の裏には技術が隠れている。

よって、それに疑問さえ抱けば新たな技術を「発見」できるわけです。
問いの設定は簡単で、試合を見て感じる印象になぜという単語をくっつけるだけ。

例えば、「ジダンはトラップが上手い」「バレロンは落ち着いたプレーをする」「ミヤトビッチはこぼれ球への反応が早い」といった印象の頭に「なぜ」をつけ、お尻に「のか?」をつければ疑問が完成するわけです。
後はビデオでそう感じる場面、その技術が使われる場面を繰り返し見ればいつの日にかその解答が見つかり、新たな世界を発見できるはず、なわけですな。

実際にプレーしている人は、その技を次の練習、試合で試してみれば、さらにサッカーが面白くなることうけあいであります。

「疑問だけ見つかって、解決しいひんかったら気持ち悪いやんけ」という突っ込みも予想されますが、それはそれでかめへんのです。
謎を持つことに意義があるし、それを人と話すことにも意義があります。忘れずに悩みつづければいつかほどける日がきます。ほんまでっせ。


ついで、システム、戦術、チームの長所、短所を知る見物法を少々。

ビデオに撮って2倍速で見る。これに限ります。慣れないうちは1.5倍速でもよいでしょう。
これを実行すると、個々の顔のアップやカメラアングルの変更に悩まされることなくボールの動きだけを追うようになります。とういうか、個人行動の詳細を追うことが不可能なため、大枠であるボールの軌道と選手の配置と移動軌跡、これを追うしか手がなくなります。

ボールを無くす地点とその前のボールの軌跡。ボールを奪った後の狙い、すなわち選手、ボールの動き。どの地点をどのように突破されているのか、もしくはしているのか。
このような事どもに注目することを戦術的に見る、というわけですから、2倍速で見ると必然的に戦術眼が養われます。

面倒でなければ、最初に選手の配置とシステムを把握し、紙に書いておきましょう。そうすれば、動きを速めても、誰がどこにいるのかを容易に把握できます。

最初は辛いですが、騙されたと思ってやってみてください。新たな世界が開けるはずです。

今回は取り敢えずここまで、スタジアムで見る際の見物法についてまたいずれ。
これを機になにか新しいものを発見された方がいらっしゃればご一報下され。

前回、踏み切りにおいて見合いが形成可能であることを見た。

見合いを最大限に保つためには、傾きや歪みのない真っ直ぐな状態が最もよい。



この状態であれば、左右が等しく見合いになる。

踏み切りの姿勢には、これとは異なるものもある。

例えば、次のようである。



これは、明らかに傾いている。



次のものは、踏み切りで体の内部に弧が残っている。



より大きく傾くものもある。



傾いて弧が残るものもある。



踏み切りでの姿勢も様々であることがわかる。



見合いを考えれば、真っ直ぐに踏み切るのが一番良い。



しかし、現実には、それと異なる踏み切りがある。

それは、見合いとは別の要請が存在するためである。

例えば、次の踏み切り姿勢について見る。



この前後は次のようである。






踏み切り









このプレーでは、前進しながら、左に進路を変えている。

最初、左足を大きく内側につく。



これは、左に力を加えるために必要である。

次の着地でも、左に力を加えるためには、下のような姿勢を取る必要がある。



左へ力を加えるため、右足を体の外側につく。

左への旋回を継続するには、この2つの着地姿勢をつながなければならない。



例えば、真っ直ぐに近い踏み切りを間に挟むとする。



動きは次のようになる。



これに対し、現実には、次のように踏み切る。



2つを比べた場合、姿勢を大きく変化させる必要がない分、傾いて踏み切るものの方が短い時間で動作をつなぐことができる。




ここでは、動作を見合いにすることよりも、素早く旋回する、素早く動作をつなぐことの方が優先されている。

このような動作上の要請から、踏み切りには、真っ直ぐなものの他に様々な姿勢が存在する。



ここで、1つ注意すべきは、踏み切りで傾くことは、着地で傾くことと意味が異なる点である。

踏み切った後、体は空中にある。

空中で傾いた物体は、回転の勢いがついていなければ、そのままの状態で落ちる。



この場合、傾きが変わることはない。

もし地面に接触すれば、地面からの力を受けて倒れる。



傾いた状態であっても、空中と地上では運動が異なり、空中では傾きが大きくなる弊害を受けない。

このため、踏み切りで傾くことと、着地で傾くことは意味が全く異なる。

当然ながら、以前に見た理由により、着地で傾くべきではない。

着地では弧を取るべきである。

弧が着地の基本であることは、上の傾いて踏み切る動作でも見られる。





踏み切りにおいて傾いているが、前後の着地では弧を含む姿勢を取っている。




踏み切りで傾くことと、着地で傾くことは、完全に分けて考えなければならない。

次回は、動きの基準化について見る。



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