週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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「さて」

前回に、ブラジルの設計なるものを見た」

「そこでは、ブラジルが意図的にファールをかけてくるゾーンがあるという話だった」



「それに対してドイツはどのような対策を取るのか」

「それが興味といえば興味だった」

「まず、ファールゾーンでボールを持たないことを基本としていた」

「持つとしたら下の状況」












「自分が前を向いていて、プレッシャーを受ける可能性がない」

「この時はボールを持ってもいい」

「しかし、自分が後ろを向いている、およびブラジルが噛み付きにきている」

「そういう時はさっさと蹴る」











「胸でもそらす」
















「このゾーンで無駄に長くボールを持たないように気を使っていた」

「その他には、そもそもそのゾーンを飛ばすという対策も見られた」

「次の例では、後ろ向きの選手にボールが入って素早く戻す」









「ここで前を向くことは、優先事項ではない」

「そして戻ったボールを前に蹴る」


























「これで大体ブラジルのゾーンを抜けている」

「さらには別の例」

「低いボールで中盤を抜く」

















「こうすれば、原理的にファールをされる心配はない」

「これは多分、一番最初に思いつく対策やな」

「長く持たない、ボールを早く動かす、先に前に当てる」

「カウンターの持つ特徴によく似ている」

「当然カウンターも狙っている」

「次はオスカルのパスを取ったところから始まる」




























































「ケディーラさんに脱帽せざるを得ない」

「ブラジルの守備が整わない隙を上手く抜けている」

「ファールゾーンで、長く持たない、ボールを早く動かす、先に前に当てる」

「後はカウンターを狙う、ボールを持つ時は、前を向いていてかつプレッシャーがない場合か、ファールゾーンを抜けてから」

「これを基本としていたため、ブラジルは狙ってファールをする機会自体、ほとんどなかった」

「それでも、機会を捉えてはやっていた」

「試合が壊れるまででは2回かね」

「最初がこれ」

















「これはボールを取るためというより、ワンツーなどを防ぐ目的で倒している」

「一部でモウ・アッタックと呼ばれるわざやな」

「そうなん」

「モウリーニョが監督になってから、マルセロはこの技を得意とするようになったからそう呼ばれる」

「聞いたことないけどまあええわ」

「2回目はこれ」



「この段階でもう危ない」

「横向いて下がりながらボールを持っている」

「このゾーンでのブラジルの好物ではないか」












































「予定通り」

「ナイスチャージ」

「監督が避けたかったプレーそのものだと思われる」

「ドイツは、これを食らわないように実に気をつけてプレーしていた」

「それはそれとして」

「なんと、結果は1-7」

「あらビックリ」

「当然敗因は、ということになる」

「やっぱり、ホームでブーイングされてしまったフレッジかね」

「彼だけに責任を押し付けるのは無理がある」

「しかし、前線が弱いというのは確かにあった」























































「マイコンがまさにブラジルの狙い通り、理想的な取り方をしている」

「しかし、最後はフレッジがパスをカットされて終わる」

「前の試合でも同じようなことがあった」

「ブラジルの9番なんだから、この状況からならもうちょっと、こうなんとかしてくれとは思う」



「こうってどうやねん」

「突破するとか、自分でシュートに持ち込むとか、こう色々だな」

「それは、単にないものねだりではないかね」

「まあそうやけど、もっとこう、チャンスになる何かをだな」

「言いがかりにしか聞こえへんで」

「なんかあるやろ、すっきりしない、もやもやっとしたなにかが」

「むしろこっちの方が、その気持になるんとちゃうか」



























「こんだけスペースのある状況で、勝手に横向いて後ろ下がってファールされたらそらあかんわな」

「ブラジルの前線が弱いとはいわれていたけど、それは確かにある」

「この試合はフッキさんがひどかったしな」

「20分までのプレーを見ていると、チャンスのパスが通らず、組み立てのパスは間違え、ドリブルで駄目な取られ方する」

「フェリポンも頭が痛い」

「やっぱりネイマールは必要やってんな、ということがわかる」

「ネイマールの代わりにオスカルを上げると今度は中盤からパスが出なくなる」

「攻撃のタレントがやたらと少なかったのが今回のブラジルとも言える」

「まさかブラジルでそんなことを言う日がくるとは」

「思い起こせば1994年」

「ローマリオ、ベベット、マジーニョ」

「そこにマジーニョを入れるのは違うだろ」

「そして思い出の2002年」

「ロナウド、ロナウジーニョ、リバウド」

「そりゃ点は取れる」

「それに比べて、今回は駒が足りない」

「でも、開催国で優勝を義務付けられている」

「きつい」

「優勝が義務とか戦力があってもきついに決っている」

「それなのに、ずいぶんと厳しい条件でやらないといけない」

「それもあって、前回みたような設計に至ったものと思われる」

「守れるし、点も取りやすくなる」

「でも、あれはできるだけ裏設計にしておく必要がある」

「表沙汰にできる設計ではないしな」

「多分、分かる人はブラジルのメンバー表を見た瞬間にわかる」

「しかし、どんなに疑われても、表向きは違うと言い張れるのが望ましい」

「だから最初のクロアチア戦はファールが5個しかなかったし、次のメキシコ戦も相手よりファールは少ない」

「トーナメント初戦のチリ戦も露骨なことはしていない」

「しかし、そこでPKまで行く大苦戦」

「一度負ければそれで終わりのトーナメント」

「これはもう奥の手を出さざるを得ない」

「というのがコロンビア戦だったと考えられる」

「ただ、出さざるを得なくなるのが早すぎた」

「あそこまでモロにやってしまうと、相手はもちろん、審判がそれを警戒する」

「それは非常にまずい」

「できれば、決勝までかくして、最後に無茶苦茶やって大勝利、優勝おめでとうが理想ではある」

「前回のオランダで、決勝はやったもん勝ちなのははっきりしている」

「しかし、今回のブラジルにそこまでの余力はなかった」

「結果的にはそうやな」

「でも、チーム事情的に優勝の可能性が一番高い設計の1つであったように思う」

「フェリポンの設計はフェリポン苦肉の設計でもあった」

「と思われるわけですが」

「いかがなものかと」

「しかしあれだ」

「なんだ」

「3位決定戦のブラジルはどうなるんやろ」

「そこは真面目に勝ちに行くしかないんちゃうか」

「選手はそうかもしれんけど、観客はどうするんやろ」

「やっぱりブーイングちゃうか」

「そうなるとかなりつらい試合になるで」

「オランダのやる気がなければ大丈夫」

「オランダは、またPKで負けた」

「ユーロ2000の後、オランダサッカー協会の人間が、いやー本当にPKで勝つ方法を教えて欲しいんだけどねー、と冗談気味に言っているのを見たことがあるが、目は笑っていなかった」

「そら、1992、1996、1998、2000とPKで負けたらそうなるわな」

「最近少し良くなったと思ったら、今回も結局PKで負けた」

「クライファートなんかつらかったかもしれん」

「まさに我が事やしな」

「まあ」

「そんなこんなで」

「気がついてみるとワールドカップも残り2試合」

「最後の結果を楽しみにして」

「また次回」

「ごきげんよう」
「さて」

「フェリパオことフェリポン」

「フェリポンことフェリパオ」

「スコラーリなのかエスコラーリなのか」

「そんなことはどうでもよく」

「今回のワールドカップにおけるブラジルの設計を見てみようかと」

「特徴としては、中盤にボールを取れる選手を置いて、そこからのカウンターを狙っている」

「次の例では、フェルナンジーニョが中盤で相手に競り勝つ」








「で、この時フッキが一気に左を前に出る」








「そこにボールが渡ればカウンターが成立する」

「ブラジルは、常にこれに類するパターンを狙っている」

「だから、中盤の相対的に低い位置にボールを取れる選手を抱えている」

「フェルナンジーニョ、オスカル、さらには、ルイス・グスタボ」

「オスカルはボールをずいぶん回収していて、コロンビア戦では12回」

「これは、フェルナンジーニョの13回に次いで2位」

「チリ戦でも11回を数える」

「で、この特徴は前回のようにファールに甘い試合になると力を発揮しやすくなる」

「じゃん」



「なんじゃこれは」

「蹴球計画特製、ファールメーター」

「なんかやっつけ感にあふれるというか」

「いや、それは単にデザインセンスがないだけでだな」

「縦軸が接触の激しさか」

「激しくなるとファールになって、度を過ぎるとイエローやレッドになると」

「当たり前のことを書いてあるだけの図である」

「コロンビア戦のように、ブラジルがホームチームアドバンテージをいかすと、このファールメーターの様子が変わる」



「普通ファールのものがファールでなくなる」

「イエローのはずがファールになり、レッドのはずがイエローになる」

「判定の基準が激しい側にずれる」

「そうなるとブラジルにとっては都合が良い」



「普段できないはずの所でカウンターができる」














「どう見てもマイコンは相手を押している」

「そうでなければ真上に飛んだ人間がこんな体勢になるはずがない」



「でも笛は鳴らない」

「その後どうなるかというと」




















「カウンターでエリアの横まで行っている」

「これは、多分もっといい形で攻められる」

「次の場面が鍵やな」



「ここで縦へのパスフェイクからボールを止めて前を向けば、決定的な形になる」

「鳴るはずの笛が鳴らないことは、かくもブラジルには都合が良い」

「次もそれと関係する」
















「フェルナンジーニョはハメスの首がのけぞるくらい意図的にぶつかっている」

「しかし笛は鳴らない」

「中盤で味方がフリーだ」

「カウンター頑張ろう」

「このように、ファールの基準が激しくなることはブラジルにとって都合がいい」



「特にブラジルが得意とする中盤の守備でファールまがいのプレーをやりやすくなる」

「ファールまがいというか、フォールそのものやけどな」

「前回見たファールで、センターサークル付近のものを抜き出す」








「今回見たファールにならなかったもの」




「ブラジルは大体この辺りを意図的なファールゾーンに設定していると思われる」

「これより深いゾーンでファールをすると、セットプレーが怖いので基本的にやらない」

「フェリポンのチーム設計はこれだと思われる」

「まず、ホームチームに笛は甘くなる」

「だから中盤に潰せる選手を揃える」

「そこでファールお構いなしにボールを取りに行く」

「で、運良くファールにならなかったものも含めて得意のカウンターに出る」

「そのために、フッキ、ネイマール、フレッジがいる」

「さらに付け加えると、審判の笛は両チームにとって甘くなる」

「コロンビア戦で見たように、ブラジルだけを贔屓しているように見せるわけにはいかないので、相手チームのファールも見逃すようになる」



「激しい軸にある線がもとの判定基準だとすると、両チーム共に上に移動する」

「これにより、カウンターが出来る範囲は両チームともに広がる」



「ブラジルだけが得をするわけではない」

「しかし、これでも構わない」

「ブラジルは、最初からこれに特化してチームを作っている」

「それに対して、相手チームは大方の場合、設計思想が異なる」

「そうなると、判定基準の変化が相手チームにとって有利になるとは限らない」

「特に、スペインのようなチームがそうである」

「パスを回そうとすると、当然、ブラジルの意図的ファールゾーンでもボールをつなぐ」

「そこを狙い打てばカウンターは入りやすい」

「ブラジルが優勝するプランを描くにおいて、当然スペインは大きな仮想敵国だったと思われる」

「まあ、グループリーグで消えてしまったんですけどね」

「対ポゼッションサッカーとして有意なチーム構築だと考えられる」

「裏を返せば、デル・ボスケがジエゴ・コスタを欲したのはこれがあると思うねん」

「ほう」

「こういうブラジルを相手にするとなると、中盤を飛ばして直接前線にボールを入れた方がいい場面が増えるやろ」

「まあ、相手のファール防御壁を突破するにはそれが一番早いわな」

「それを受けるのに最も適した選手がジエゴ・コスタで、それにこだわらざるをえなかったんじゃないかと思うんやけどな」

「そうなんかね」

「多分な」

「それはさておき」

「さらに、フェリポンの設計にはもう一つ重要な点があると考えられる」

「自陣ペナルティーエリア付近での守備やな」

「そこでは、本当にファールをしない」

「中盤であんだけ無茶苦茶やってるくせに、突然普通になる」

「普通というのを画像で示すのは難しいので、データで代用しようかと」

「元のデータはマルカを見ていただくとして」

「ブラジルが犯した全ファールがこう」



「下が自陣で、上が敵陣」

「コロンビアのファールがこう」



「これも同じで、下が自陣」

「重ねるとこう」



「前に話が出てきた、ブラジルの意図的ファールゾーンは次のようであると考えられる」



「その辺りでファールが多い」

「その半面、自陣深くでファールが少ない」

「センターサークル下、11とかいてある白い星を大体の北限として円を描いてみる」



「ちなみに、円内の5と描いてある白い星は、間接フリーキック」

「つまり、円内に完全に入っているものに限ると、直接フリーキックは1つもない」

「いうても、PKがあるけどな」

「それを入れても1対5」

「おそらくこれは偶然ではない」

「ブラジルは、ファールの基準が激しい方にずれることを最初から想定している」

「自分たちでわざとそう持っていくわけやからな」

「だから、試合が荒れても、そのエリアでファールをしないように準備しておける」

「しかし、相手がブラジルほどそれを想定していない場合、勢いに任せて自陣のペナルティーエリア近くでもファールを行う可能性が高まる」

「そうすれば、ブラジルに良いフリーキックのチャンスが増えるのに対し、相手は増えない」

「これが極めて有利であることは自明である」

「自分たちの意図するカウンターチャンスが増えて、フリーキックのチャンスも増える」

「そりゃ有利やし、勝つ確率が上がるに決まっている」

「その代わり、沢山つないで攻めるとか、定義がよくわからんけど、良いサッカーをして勝つとかそんなことは最初から考えてない」

「色々あってなんだかんだあって最後はブラジルが勝っている」

「そして勝つことこそが最大の正義だ」

「2014のブラジルとはそういうチームに違いない」

「という話なんですけどね」

「どうなんですかね」

「なにしろ最近は妄想回ばっかりやったからな」

「これが妄想か否か」

「ビデオを見返す時の楽しみと共に、今後の楽しみにしていただければ」

「という感じなのですが」

「はて」

「どんなもんかと」

「しかし、なんか同じような話がポルトガルでもあったような気がするな」

「準優勝したやつか」

「あの時も球際がやたらと激しくて、コスティーニャという選手がまるでフェルナンジーニョだったような記憶があるのだが」

「フェリポンのチームは基本球際でえげつないからな」

「まあそうやな」

「個人的には2002年の戸田を思い出すけどな」

「あれもすごかった」

「グループリーグ3試合でイエロー1枚だったけど、そんなばかなと思ったもんだ」

「レッドが1つにイエロー2枚ぐらいはいってたで」

「それかイエロー3枚か」

「ほんとに審判はホームチームに甘くなるもんだと確認させられた」

「フェリポンはそれを悪用してチームを作っている」

「悪用か」

「だってあれ危ないで」

「まあ、ファールの基準というのは選手が怪我をしないようにできたもんやからな」

「激しい方にずれると、怪我の可能性が上がる」

「大怪我の可能性も出る」

「イエローやレッドはそれを防ぐためにもある」



「それをずらしたら、そら怪我人も出るで」

「ネイマールのことやな」

「あれ、膝蹴りした選手が悪いように言われているけどほんまにそれでええんかと」

「悪いは悪いけどな」

「ファールゲームを仕掛けたのはブラジルで、コロンビアはそれに乗っただけやで」

「ハメス・ロドリゲスもいつ潰れてもおかしくないファールを受けていた」

「みんなでロシアン・ルーレットやってたような試合で、そこで最悪の外れを引いたのがネイマールとスニーガだっただけの話ちゃうかね」

「そうとも言えるのかね」

「どうやろ」

「悪用と言えば、開幕のクロアチア戦も悪用されていた」

「なにしろ、ブラジルのファールは5つしかないからな」


出典 Marca

「ありえん」

「普通はありえんな」

「これは狼が羊の皮をかぶっていただけではないのか」

「そんなところにも疑問を残しつつ」

「また次回」

「ごきげんよう」
「さて」

「なんだかんだで大国バンザイ的な準決勝になった今日この頃」

「いつも通り遅れ気味にブラジルーコロンビアなどを」

「なんというか」

「こう」

「色々と荒れた試合だった」

「まずは荒れる予告編から」










「オスカル、ハメス・ロドリゲスを空中で吹っ飛ばすの巻」

「この流れだと、どう考えてもボールと相手の両方が目に入る」

「にも関わらず止まる気配もなく体当たり」

「これは予告編だけにまだまだかわいい」

「次は本編」














「フェルナンジーニョ、ハメス・ロドリゲスを刈り倒すの巻」

「これはねーよ、というファールではあるが」

「イエローなど出ない」

「接触の拡大図はこちら」



















「ありえんな」

「実に見事なレイトチャージ」

「わざわざ相手の方向に身体を移動させて当たりに行っている」

「繰り返すとこれでもイエローは出ない」

「ブラジルのホームだけに大目に見たものと思われる」

「これがきっかけとなり、試合は審判のコントロールから離れていく」

「以上2つのファールにお怒りになったハメスは次の行動に出る」








「空中にいる相手の腿をすくってひっくり返す」

「危ないな」

「普通ならイエローが出てもおかしくないが当然出ない」

「そりゃ、フェルナンジーニョを見逃してこれにイエロー出したら、あいつブラジルから金もうとんちゃうんかという話になる」

「そして次」








「ダビー・ルイス、イバルボにぶちかますの巻」

「この頃になるともう試合はイケイケで、イエロー出えへんしやっとかな損やで的な雰囲気を感じる」

「次はコロンビアの番」










「ネイマール、カルロス・サンチェスから逃れられないの巻」

「ボールをスルーして別方向に動いているのに守備は止まる気配がない」

「ブラジルが止まらない以上、コロンビアも行くしかない」

「うちらもブレーキこわれてまっせ」

「そんな殺伐とした雰囲気の中、やや毛並みの違うファールが」
















「最初、マルセロは芝がはげて転ぶ」

「その後は、赤い選手の動きから察するに、マルセロが手で相手の足を刈っている」

「これは、さすがにイエローを出さなあかんやろ」

「今日の俺達にそんなものは関係ないとばかりに試合は続く」













「ここまでくるともうあかんわ」

「これでもイエローは出ない」

「これ、フッキの足が浮いてる時に蹴ってるから怪我してないだけで無茶苦茶に危ない」

「足に体重がかかっている時に、膝に横から力を加えると簡単に壊れる」

「本当に弱い力でも、びっくりするくらい簡単に壊れる」

「もしフッキの左足に体重がかかっていたら、軽くて内側5週間、重くて内側前十字半月板で半年、最悪選手生命の危機」

「そこまでいくんか」

「多分いくで」

「とにかく危ないので」

「良い子のみんなは絶対に真似しないでね」

「でも、ワールドカップは別腹」



















「おい、フェルナンジーニョ、いい加減にしろ」

「やられたハメスならずともそう思う」









「だから危ないっちゅうねん」

「手をつきそこねると、手首から肩にかけて捻挫、脱臼、骨折なんでもいける」

「これもイエローなし」

「最初のフェルナンジーニョと次のハメスで出さなかった以上、それ以後もこの程度では出せない」

「もう戻れはしない片道切符」

「後半になっても話は続く」

「面倒なので、ブラジルファールをつらつらと」




















「後ろからハメスをいっちょあがり」

「次も後ろから」






「マルセロさんやな」

「次はフッキさん」









「どんどんいこう」










「バックチャージが大流行」

「流行には乗り遅れたらあかん」











「これは、時代遅れの前方からのファール」

「なんか、前からやってる分だけましに見えるのは気のせいか」

「どう見ても、ダビー・ルイスは意図に体当たりしてんねんけどな」

「これがやさしいファールに見えて来たらだいぶ末期やな」










「なんか普通ちゃう」

「相手の足の間に足を突っ込んでこかしても普通か」



「なんかもうようわからんわ」










「こんなんたいしたことないな」

「そんな気がするわ」

「以上、ずいぶんファールについてイケイケな試合であったことがわかる」

「で、以上のファールを見れば、今回のブラジルの設計が分かる」

「かもしれない」

「というわけで次につづく
「さて」

「今日はイタリア対コスタ・リカ」

「これまた時代遅れ感が満載な試合やな」

「おまけに内容の進歩もなくパスカットについて」

「時代遅れにして進歩なしとは残念極まりない」

「今回は、パスカット時の守備の動きと、その後の結果に注目したいねん」

「好きにしたらええと思うで」

「パスカットでは、例えば下のようなやつが一番危ない」

5:00






「守備が前に出ながら綺麗にカットする」

「そうするとそのまま前にドリブルできるからカウンターが非常にきつい」

「だから生かして通さない」






「これは絶対イエローだとは思う」

「現実には出えへんかったけどな」

「似たのがもう一つある」

60:12








「やはり通さない」





「このような形で、前にそのままプレー可能な状態で取られることは極力避けなければならない」

「それはそうやろ」

「そして、コートジボワールと日本に話は戻る」








「これがどうした」

「日本が極めて危ない形でボールを取られたシーンで、世の中こんなにばんばん取られるもんじゃないよな、という疑問があった」

「そうか」

「イタリアを相手にしたコスタ・リカが2回しかないなら、やっぱり日本は取られすぎだと思われる」

「たった2つのデータを比べて、片方を異常と断言する勇気があるのか」

「だって、取られかたの危なさというのは、取られた後の結末につながっているはずやろ」

「ん?」

「だから、危ない取られ方をするとピンチになりやすいし、そうでないなら安全に終わる」

「ああ」

「以前の付録によると、日本は13回取られて、ピンチになったのが5回、PKを取られかけたのが1回、味方のイエローにつながったのが1回、エリア内でシュートを打たれたのが3回」

「そう書いてあったな」

「コスタ・リカは、12回取られて、ピンチになったのは1つもないねん」

「ないんか」

「ファールで終わったのが4回、エリア外でのクリアが2回、回収したのが5回、イタリアが戻してバックラインでのパス回しに変わったのが1回」

「でも、ファールのうちの少なくとも1つはイエローのはずやってんやろ」

「それがイエローでも、やはり日本はピンチが多いというのは言える」

「取られ方が悪いからそうなると言いたいのか」

「違うかね」

「コートジボワールが異常にカウンター上手だっただけかもわからんで」

「そうきたか」

「そりゃ可能性は色々ある」

「まあそれはそれでかまわんのやけどな」

「かまわんのか」

「はたして1試合でどれほどパスカットされていいものか、というのはわりと昔から気になってたところではある」

「そんなこと気にしてたんか」

「だってな、パスをつなごうとするとパスカットの危険は常につきまとうやろ」

「あたりまえや」

「それを完全になくそうとすると、みんな安全なパスしか出さなくなる」

「取られたら罰ゲームとかやったらそうなるわな」

「そうなると、まともな攻撃なんてできなくなるから、はたしてどの程度のバランスが丁度いいのか気になるやろ」

「気になることにしておこう」

「今回見て思ったのは、1試合で10回、その後ピンチになるのが2回やったらしゃあないんちゃうかという気がした」

「根拠が今ひとつわからない」

「だから思っただけなんやけどな」

「ただの感想文か」

「いかにも」

「じゃあ、次にボラーニョスの話でもしよか」

「なぜそうなる」

「2010年くらいに、コペンハーゲンとバルサがチャンピオンズリーグで当たったやろ」

「そんなイベントもあったかね」

「その時、コペンハーゲンの30番をつけていたのがボラーニョスだった」

「そうか」

「周囲の選手より1つ抜けて上手かった」

「そうか」

「さらには非常に印象的なプレーがあった」







































「これはなかなか」

「印象に残るやろ」

「ほとんど正対した状態から真っ直ぐ相手の体を透過するように抜くのか」

「仕組みとしては、右足のインで触って、相手がそれに反応して伸ばした足の下を、左足のおそらくインステップで触って抜く」






「ふむ」

「ここで、画面下側、抜かれたイニエスタさんが注目でやな」







「天を仰いではるな」

「実に悔しそうやろ」

「確かに」

「こんなにやられた感満載なイニエスタさんを見たのは初めてだったので非常に印象に残ったわけや」

「印象に残ったのはイニエスタの方なんか」

「それはある」

「ボラーニョスはどこに行った」

「それはこれからや」

「勘弁してくれ」

「ほんで、上のプレーとよく似たのが他にある」


















































































「長いねん」

「これは誰かというと」

「ペレ」

「そして、抜く原理は同じ」







「まあ確かに」

「右で触って足を出させて左でその下を抜く」

「似てるのは認めたるわ」

「そこでわき起こる疑問が1つ」

「嫌な気配が」

「ボラーニョスはペレファンではないかという疑惑がだな」

「ないやろ」

「そうかね」

「偶然の一致や」

「でもこれ、かなりレアな技やで」

「いくら見かけない技でも発想が安直すぎる」

「そうなんかね」

「そもそも、ボラーニョスの世代でペレファンは無理があるやろ」

「でも世界には隠れペレファンがようけ居るらしいで」

「別に隠れんでもええやろ」

「ボバンを覚えてるか」

「クロアチアのキャプテン、彼のプレーはまるでクラシックバレエを見るようだと言われた」

「そう、ドリブルをしながらの旋回が異常に綺麗でクルクルと回る」

「おまけにミドルパスも上手い」

「ついでに男前」

「それはどうでもいい」

「その彼は重度のペレファンやねん」

「そうなんか」

「ボバンもペレ世代とは呼べない年で、しかもクロアチア人で重症のペレ病患者だとするとコスタ・リカ人のボラーニョスがそうであってもおかしくはないやろ」

「今回も妄想回か」

「これがボラーニョスに対する疑問その1やねん」

「まだあんのか」

「その2は、なんでコペンハーゲンから動かへんかったのか気になる」

「それは真っ当な疑問かもしれん」

「スペインや他のリーグでもやれたと思うんやけどな」

「単純にその力がなくてオファーがなかったのか、それとも動きたくなかったのか」

「その辺が気になるというとろこで」

「また次回」

「ごきげんよう」




--------おまけ コスタ・リカのパスカット

1 3:42




2 5:00










3 22:10







4 27:22




5 38:32






6 45:24






7 49:40







8 53:41






9 60:12










10 71:32






11 72:39





12 76:04



「さて」

「日本とギリシャの一戦」

「結果的には引き分けだった」

「この前のコートジボワール戦では、日本にパスの間違いが多くあった」

「一応、試合全体で13ということになっている」

「ギリシャ戦でもそこに注目する予定だったのではあるが」

「37分に相手が退場してしまった」

「これではデータが取れないどうしよう」

「しょうがないので37分まで集めて、その後は打ち切ることになった」

「そうなんか」

「うむ」

「それは楽したいだけなんちゃうかと」

「まずパスについて一番ひどかったと思われるのがこれ」




























「いわゆる相手へのパスか」

「これはよろしくないと思われる」

「ふむ」

「次に、右上の白い選手が前にボールを蹴って、左上の青い選手がそれに頭で触れる」


















「これはクリアミスではないのか」

「それならもっと強く前に返すはずで、これは中央の味方につなごうとして失敗していると考えられる」

「最終的に5対5になってピンチやな」

「最後にこれ」

「もう最後か」

「まあ37分しかないしやな」























「これは敵に取られていないが」

「パスミスとしては、かなり酷いから一応入れておこうかと」

「37分で相手へのパスが1、パスカットが1、パスミスが1」

「1試合換算だと、2.5倍することになる」

「全部合わせて7.5個か」

「前回は13個だったから、改善されていると言えなくもない」

「まあ、2.5倍することが正当なのかどうかもわからんけどな」

「だから、この点に関しては次回のコロンビア戦に持ち越しということになる」

「玉虫色の結論やな」

「確かに」

「パスの他でいえば、こんなプレーが気になった」























「振り向こうとして後ろから取られたやつか」

「それをリカバーするために相手を引き倒してイエロー」

「よくある話ではある」

「これと同じようなのがコートジボワール戦でもあった」

































「これで点を取られても文句は言えない」

「これを見てあることを思ったんやけどな」

「なんや」

「こう、ぐるっと首を回して後ろを見る行動はやっぱり重要なんやなと」

「そうつながるのか」

「画面中央右側の白い選手を見てみる」































「ふむ」

「ぐるっと限界くらいまで首を捻ってるやろ」



「ここまでくるとルックアラウンドですらないな」

「もはやルックバックの世界」

「これが重要だと」

「ボールを受ける時、最終的に後ろからアタックをくらうかくらわないか、前を向けるか向けないかというのが一番重要になるのではないかと思ったわけや」

「それは当たり前やな」

「だからぐるっとが重要」

「ずいぶんとぐるっとが気に入ってんな」

「最近のテーマやからな気になるねん」

「気になるんやったら、次のプレーの方がもっと気になったけどな」























「これか」

「テーマ図としてはこれや」



「ここからこう動く」



「で、結果こう」



「中央で二人重なっている」



「これはなにがどうあっても前に飛び込むべきやと思うねん」



「結果的に前に行くべきなのはそうやな」

「これな、後ろから入ってくる選手を把握しているしていないとか、前にボールが来る来ないとか、パスが後ろにでるかどうかとかそんな話じゃないねん」

「ないのか」

「一番ゴールつながる場所が空いていて、そこにパスを出せる可能性があって、そこに飛び込むことが可能な人がいるなら、みんなでそれを狙ったらええやん、とにかく飛び込んで話は後からでええやんと思うねん」

「そうなんか」

「そこに飛び込めるは一番前にいる選手しかいないんだからそこで飛び込まずにいつ飛び込むのかと、誰が飛び込むのかと」

「なにを熱くなっておる」

「熱い魂で飛び込めばゴールは後からついてくるねん、点を取るというのは本質的にそういうことのはずやねん、そうじゃなかったらゴン中山さんとかインザーギさんとかが生きていけたはずがないねん」

「そこはさんづけなのか」

「強くて速くて巧いフォワードばかり見てるとそういうことを忘れそうになるけど、点を取るというのはそうじゃないことを身をもって示した人がいる。それを忘れたあかんと思うねん」

「結局なにが言いたい」

「サッカーにはテクニックも体力も必要だけど、結局それに魂を入れるのは熱い心といったもので、それがないと最終的にはなんにも残らんのじゃないかと思ったんやけどな」

「あのワンプレーからそこまで飛躍しよったか」

「飛び込まなかった選手一人が悪いという話じゃなくて、チーム全体としてそれが足らへん気がすんねん」

「とりあえず、見事な妄想力とだけいっておこう」

「妄想力ってええ言葉やな」

「ええのか」

「多分」

「でもまあ、その説が正しければ、カラグニスは実に素晴らしい選手ということになる」


















「これはもはや名物やからな」

「自分と全く関係のないファールに対してもすっ飛んで来て、審判に熱く語りかける」

「いや、まあそういう話ではなくてだな」

「さらに別の場面」



「えらい仲よさげやな」

「俺とお前の仲じゃないか、そんなつれないことを言うなよ、と語りかけているように見える」

「それこそ妄想じゃろ」

「さらにこれ」



「近いな」

「顔や体の距離が異常に近い、これがカラグニス流コミュニケーションの特徴や」

「こういうところは10年も前からちょっとも変われへんな」

「年月を経ても変わらない熱さ、これこそがカラグニスではないかと」

「でもな、それは暑苦しいの部類であって、熱いとはちょっと違うと思うで」

「そうなのか」

「せやろ」

「まあ」

「そんなこんなで」

「コロンビア戦を楽しみにして」

「また次回」

「ご機嫌よう」



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