週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
[557] [555] [554] [553] [552] [551] [550] [549] [548] [544] [547]
「さて」

「新年を迎えておめでたい今日この頃」

「2010年最初のお題はなにかというと」

「マルセロ」

「マルセロか」

「マルセロや」

「よくわからん選択のような気がするが」

「確かに」

「認めてどうする」

「これには理由があってやな」

「聞こうか」

シーズンの最初に、マドリーは左サイドバックにマルセロを置く限り、それが穴になって上手くいかないだろう、という話が出た」

「下の図やな」



「そして、それはセビージャ戦で現実のものとなった」

「マルセロがいかに火達磨であったかは、こちらをご覧いただくとして」

「最近は、マルセロを前に出すことで一応の決着を見た」



「守備が下手過ぎて、後ろには置いておけないといういうことやな」

「そう考えるのが自然ではある」

「おまけに、走力のあるマルセロを上げることで、中盤で走る選手が不足している、という弱点もカバーできて一石二鳥といえる」

「そのはずなんやけどな」

「なんぞ不満でもあるんか」

「どうもおかしいねん」

「何が」

「こう、違和感があるというか、気持ち悪いと言うか、絵の中に染みがあるというか」

「だから何がやねん」

「マルセロがや」

「それはわかっとるけど、マルセロのどこがあかんねん」

「どこが言われると全部という感じやねけどな」

「全否定は愚者の証と言われてるのを知ってるか」

「そうやけど、試合を見るたびに、”どう考えてもおかしい”と思うし、それが試合ごとに拡大して、”マルセロはサッカー選手じゃないやんな”という感想しか起こらなくなった」

「サッカー選手に対してその言葉は最大の侮辱やな」

「そうなんやけど、思うものはしょうがない」

「しょうがないと言われても困る」

「それで、クラシコを見てからこの方、”マルセロはなぜサッカー選手に見えないのか”という疑問を考え続けていたわけや」

「それは殊勝な心がけやな」

「それで色々わかったわけやけど、今回はその中でも一番要になると思われることについて見てみようと思う」

「まあよかろう」

「マルセロに対する違和感の最大のものは、下の図のようになる」







「なんやこれは」

「水色の矢印の先にマルセロがいる」

「それはなんとなくわかる」

「なんかおかしいやろ」

「おかしいかね」

「じゃあ、下の形で矢印を増やしたらどうや」



「ふむ」

「なんかおかしいやろ」

「確かに」

「サッカー選手というのは、次の動作に移るとき、準備動作、もしくは、沈み込みと呼ばれる行動をとる」

「軽くジャンプして、両足を同時に地面につけて軽く膝を曲げる」

「典型的には下のようになる」











「軽く飛んで着地、ボールを待つ」

「こうしておけば、前後左右、様々な方向へ動き出しやすくなる」

「上は、攻撃における例だが、守備においても同様の動作が見られる」

「下の感じやな」



「今、空中にある白枠で囲まれたボールを、画面中央にいる黄色、青、両方の選手が競り合う」

「頭でのインパクトの瞬間」



「以後、黄色い矢印で示された、周囲のディフェンダーの両足に注意してごらんいただきたい」















「下の各図において、特に右側3人の動きが良くシンクロしている」







「軽く飛んだ状態から、両足をほぼ揃えて着地している」

「上から落ちてくるボールを競り合う場合、どこにボールがこぼれるのか予想できない」

「ボールの行き先を予想できない以上、どこにこぼれても素早く反応できるようにしておく必要がある」

「そのために、このような準備動作を取る」

「極めて当たり前のことやな」

「確かに」

「おおよそ、サッカーを真面目にやったことがある人でこれを知らない人はいないと思われる」

「それはそうやろな」

「ところが、マルセロはこれができない」



「黄色い矢印の選手すべてが準備動作を行っている中、マルセロ一人が右足に体重をかけて突っ立っている」

「次の図でも同様」



「片足に体重をかけているという点では下の図などは非常に気持ち悪い」



「サッカー選手がピッチ上で取るべき体勢ではないな」

「さらには下の場面もそう」



「これは、多少まともに見えるが」

「ところがまるっきりそうではない、というのを次に見て行きたい」

「続きは」

こちらからどうぞ」

Rg
あのー
いつもこのサイトを拝見させて頂いております。このサイトは書店で売っているサッカー雑誌よりも綿密かつ正確でとても勉強になっております。ですが、最近昔の記事が見れなくなってしまいました。昔の記事も、とても勉強になっているので、差しつかえなければ復活していただけると非常にありがたく存じます。
長文失礼しました。
y2010/01/30 10:12z NAME[ランプス] WEBLINK[] EDIT[]
Re:あのー
いつもご覧頂ありがとうございます。

過去記事ですが、一部ソースを書き換えないと移転できません。
このため、復活する予定はありませんでした。
ですが、資料として活用いただけるとあれば公開したいと思います。

いつになるかはわかりませんが、お待ちいただければと思います。
y2010/03/10 11:26z


RgtH[
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
文字色
コメント
パスワード


gbNobN
トラックバック:


Copyright (C) 2005-2006 SAMURAI-FACTORY ALL RIGHTS RESERVED.
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
(05/21)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
studio c60
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター