週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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・弓型を用いたロングシュート
(バラガン、画像出典:Depor 1 - Getafe 0

-シュート地点



-モーション
















これは、非常に制御距離の長いキックの例である。
前方に大きく踏み込み、上体を大きく後ろに傾け、蹴り足を外から回し込むように蹴る。
蹴った後、蹴り足が軸足に巻きつくような動きをともなうことからも、旋回の強調されたキックであることがわかる。

ここまで、弓型によるロングシュートを見た。

次に、楔型によるロングシュートを見る。
以前、インステップに少なくとも2つの型があることを見た。

一般的なインステップ


クリスティアーノ・ロナウドのインステップ


前者は、弓なりにそり、それを前方へ動かす。
後者は、重心が上下へ楔状に動く。
この特徴から、それぞれを、弓型のインステップ、楔型のインステップと名づける。

弓型のインステップ


楔型のインステップ


ここでは、2つの型による、より遠距離からのシュートを見る。

・弓型を用いたロングシュート
(クリスティアーノ・ロナウド、2009年9月30日、チャンピオンズリーグ、マルセイユ戦)

-シュート地点



-モーション

腕を開く





右足着地、軸足(左足)の踏み込み開始










軸足着地










これは、一般的に見られるインステップのモーションである。

その点を明確にするため、前回のモイセス・ウルタドと比較する。

-比較









インパクトまでの動きは酷似しており、これは、クリスティアーノ・ロナウドのキックが、弓型のインステップであることを示している。

このキックを正面から見る。














手のモーションが大きく、振り上げた蹴り足が、軸足の外側から外側へ、弧を描くように動いている。

次に、別の選手の弓型インステップを使ったロングシュートを見る。
キックのほぼ同じ段階を並べる
















以上より、最初に述べた以下の結論が得られる。

クリスティアーノ・ロナウドのインステップ

縦に潰れるように反りをつくり、上半身をほとんど引かない。
そこから肋骨下側を急激に折り、キック後は上へ跳ねる。

よく見られるインステップ

上半身、下半身で弓状に反る。
反りを逆にするように全体を動かす。

比較


前者は、上下の動きが強調され、後者は横への動きが強調される。

前者は、以下の特徴を持つ。

歩行からの接続が自然である
小さな動きで打つことができる
小さなスペースから打つことができる
シュートにタイミングを合わせづらい
地表面の影響を受けにくい

キックにおいて、軸足がすべると失敗する。
横の動きが大きいほど、地表面の影響を受けやすく、すべる可能性が高まる。


ビジャレアル戦において、同じ系統の動きから、より軸足側へ蹴る例が見られる。

また、参考のためにカカーのインステップを置く。

以上の続きとして、遠距離からのインステップキックがある。


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