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1-4-3-1-2の良さが出てムルシアが同点に追いついた試合

試合開始
両者ともに綺麗な1-4-4-2だった。



後半開始
ムルシアの右サイドにいたアベルが中央に入り、1-4-3-1-2に近い形になる。



1-4-3-1-2の守備における特徴



長所:
ディフェンスラインの前方、中央部分に3人配置されるため、フォワードへの放り込みに対して強い
前線が3人になるため、ロングボールの出所にプレッシャーをかけやすい

短所:
ディフェンスラインの前方、サイドライン部分にスペースが空きやすい
サイドを押し込まれた後のサイドチェンジに弱い

つまり、中央に放り込んで来る相手に強く、サイドに飛ばしてくる相手には弱い。
アスレチックは中央のジョレンテに放り込むことが多い。
また、サイドのガビロンド、ダビー・ロペスもボールキープに優れるが縦突破は少ない。
加えて、右サイドバックのエスポジトは攻撃への寄与が薄い。
つまり、中央が強く、相対的にサイドが強いアスレチックに対して有効な布陣といえる。
逆に、サイドにロビーニョがいるレアル・マドリー、メッシがいるバルセロナ、へスース・ナバスとダニエウ・アウベスがいるセビージャなどには不利なシステムである。
また、このシステムを遂行するためには、自軍のサイドバックの守備が堅いこと、中盤左右の選手の運動量が多いことが必要である。

システムの運用上鍵となる選手



印のついた選手が重要である。


1-4-3-1-2の攻撃における特徴



長所:
このシステムは、サイドに相手を誘い込む効果がある。
その裏のスペースを使い、カウンターを仕掛ける手が有力になる。

短所:
相手が引いた場合、サイドのスペースをうまく使えない。
中央に攻撃が偏る。

基本的にカウンターに向いたシステムである。
前線の選手は、ロングボールを受ける場面が多い。
このため、サイドに流れて受ける能力、中央への長いボールを受ける能力が必要になる。
アベル、ゴイトン、バイアーノともにこの役割に適合している。
アベル、ゴイトンはサイドに流れて良い働きをする。

ムルシアのルーカス・アルカラーは、試合終了に向けてシステムを1-4-1-4-1に近い形に変更し、最後は引き分けを目指した。

まとめ図



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