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							週休たくさんで主にスペインサッカーを分析						 
					
								前回まで、ボールを見ないで蹴る、接触後に方向を変える、その複合技術について見た。 
													ここでは、それがもたらす育成への影響を見る。 まず、ボールをしっかり見て蹴りなさい、という指導はあやまりである。 それでは、古い情報をもとにしてしかプレーできない下手な選手ができあがる。 実際にボールを見ずに蹴ることはできる。 ボールを見て蹴るとは悪い癖であり、それを最初に身につけると後々まで悪い影響が残る。 「見ないで蹴るなんて最初は無理だ、子供には無理だ」という考えもあるが、それは子供をなめすぎである。 やってごらんと言うと、案外子供はできてしまうものである。だから、それを信じて最初から正しい技術を教えた方がよい。 実際にできる子は、どんどん上にいけるし、どうしてもできない子はまた別に教えてあげればよい。 逆をやってしまうと、上にいける子が棺桶に閉じ込められたような状態になる。 それだけは避けるべきである。 大人になってサッカーを始める場合も同様である。 サッカーに使える時間は少ないわけだから、無駄な技術をおぼえている暇はない。 最初は難しく思えても、「うまい」への最短距離を歩く方が有利である。 そうでなければ、わざわざ悪い癖をつけてそれを抜くという無駄手間が生じる。 限られた時間でそれに労力を費やすのは、いかにも非効率である。 サッカーの経験者にとっても、見ないで蹴る技術の習得は有効である。 キックの技術段階としては、次のように分けられる。 古い情報をもとにまっすぐ蹴る 古い情報をもとに方向を変えて蹴る 最新の情報をもとに方向を変えて蹴る サッカーがうまいと認識されている人も、おそらく真ん中の段階が多い。 見ないで蹴ることをおぼえると、完全に風景が変わる。 そうなれば、今ある技術をよりいかすことができ、プレーも楽しくなる。 見ないで蹴るとは意外なことかもしれないが、実は、技術を体系的に見た場合の必然的な帰結である。 以前、コントロール、いわゆるトラップについて見た。 そこでは、ボールに触る時、ボールを見ないことが基本だった。 また、ドリブルについても見た。 そこでも、ボールに触る時、ボールを見ないことが基本だった。 そして、キックでもボールを見ない。 コントロールは触った後、近くに置く。 ドリブルは、触った後、少し遠くに置く。 パスは、触った後、より遠くに置く。 ボールをどこに置くかの程度の問題であり、連続的に考えていけば、キックでボールを見ないのは当然である。 見ないで蹴る、接触してから方向を変える、それを複合させる。 これは、サッカーの「うまい」を目指すにおいて不可欠な技術である。  
												 
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