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主力を欠いたヴェルダー・ブレーメンにほぼベストのレアル・マドリーが敗れた試合。

・先発


試合開始直後、ロビーニョを追ってスピードを上げすぎたフリッツが足の筋肉を痛め交代し、下の配置に変わる。


・5分(0-0、フリッツ→トシッチ、怪我)


左サイドバックだったパサネンが右に入り、トシッチが左に入る。
レアル・マドリーのマルセロが赤く囲まれている。
これは、この部分の守備が非常に弱いことを示している。
マルセロは、攻撃で非常な威力を見せる。しかし、守備は一対一、ポジショニングともに悪く、スピードに頼っているだけである。
ここが、組織的な守備のできないレアル・マドリーの中でも最も薄い。


・ヴェルダー・ブレーメン


ヴェルダー・ブレーメンは、後方から丁寧にパスをつなぐサッカーを志向している。
しかし、選手の能力というのはそれほど高くない。
特にこの試合では、赤く囲まれた選手に組み立て段階でのミスが頻発しており、以前ムルシアにいたダニエル・イェンセンのみが常に落ち着いてパスをさばいていた。
他の選手は、自陣でのミスが多く、それがために多くのピンチを迎えた。
しかし、そのような状況でも一切引くことなく戦うのがこのチームの著しい特徴であり、監督であるトーマス・シャーフの信念をうかがわせた。
また、上の図の上部に並んでいるのは、この試合に出場していない、今シーズン出場時間の長い選手である。さらには、フリンクス、ボロウスキーといった選手も欠けている。
これに対し、レアル・マドリーは怪我のカンナバーロを除き、シュスターのベストメンバーだった。


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