週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
・先発
サラゴサの新監督、マノロ・ビジャノバは、1-4-1-4-1を採用した。 中盤の左サイドにセルヒオ・ガルシア、右サイドにガビを配した。 ・選手、ボールの動き 攻撃では、左サイド前方に位置するセルヒオ・ガルシアが中心となる。 ディフェンスラインからパレーデス、中盤からマトゥザレムがパスをさばく。 左から前に運んだボールを主にディエゴ・ミリートとオスカルがシュートにつなげる。 オスカルは、フォワードとボランチの中間にあたるこのポジションでもっとも能力を発揮する。 サイドバックは、右のディオゴが頻繁に上がる。 ・攻撃における平均配置 ボールを持った際、各選手の平均的なポジションをあらわしている。 右のガビの縦に出る力が弱く、このスペースを活用するためにディオゴが上がる。 しかし、この方法ではディオゴに大きな肉体的負担がかかる。 ・控え選手の具合 まんべんなくカバーされている。 セルヒオ・ガルシアが不在の場合、チームの機能が著しく低下する可能性がある。 これまで、左前方のポジションはアイマールの指定席であった。しかし、今シーズンは鳴かず飛ばずの状況であり、多くを期待することはできない。 ・結論 1-4-1-4-1に向いた選手がそろっており、チームとしての矛盾は少ない。 ただし、左サイドをセルヒオ・ガルシアが持ち込んだ後、中央が薄く得点につながらない可能性がある。 これを改善するため、右サイドでディオゴを一つ前に出し、サイドバックにチュス・エレーロなどを入れる可能性がある。
「前回は、オープンに蹴るコーナーキックで、ワンタッチで決まるものを設計した」
「今回は、ツータッチ以上で決まるものを考えるわけやな」 「そういうことになる」 「組み立て方は前回にならうとして、いきなり結論を描くと下のようになる」 「これまた唐突やな」 「まあそういうな」 「基本は、ゴールエリアの角でそらしてファーで決めるやつやな」 「下のようになる」 「緑がニアに走りこんでヘディング、ファーで水色とオレンジが待ち構えているわけか」 「その裏のプレーとして、直接ヘディングを狙う手もある」 「この感じか」 「緑が頭で合わせると見せて、その頭上を通過させるわけやな」 「それを紫か赤が叩く」 「ここで1つ気になることがある」 「なんや」 「前回オープンから直接ヘディングでめる時に有効なゾーンを考えてたやろ」 「そうやな」 「今考えている裏のプレーは、直接ヘディングで決めるパターンなわけで、そのゾーンとの整合性が気になるところや」 「そうやな」 「どうなるんや」 「こうなる」 「黒い点線がシュートを打つゾーンやから少しずれてるな」 「紫はずいぶんと遠いが、赤は充分に近い」 「強引やな」 「おまけに、赤がヘディングを行えば、その前に二人の囮が入るという意味でも前回の要請を満たしている」 「オープンでワンタッチは前に二人が定石ではある」 「データ的な定石やけどな」 「とにかく、このパターンでは、緑を最初に狙って、その裏で赤、最終目標が紫ということかね」 「そうやな」 「これでめでたしめでたしと」 「後はここから少しバリエーションをつけるといい感じやな」 「この上まだバリエーションかね」 「ここで、今まで眠っていたオレンジを動かすわけや」 「例えばこうか」 「斜め後ろに引いて、緑の横で合わせる手やな」 「さらにこういうのもある」 「ぐるりと回ってニアサイドか」 「これは、シュスターのもと、ラウールがたまにやっている」 「ディフェンスとしてはマークしにくい動きやしな」 「他にも、同じ初期状態から色々なパターンが考えられる」 「ただ増やし過ぎても選手に教えることはできないから、数を絞る必要があるわな」 「有効なプレーから順に優先順位をつけて練習せなあかんからな」 「まず一番最初にこれを練習すべきやな」 「データ的に一番入りやすいパターンやからな」 「次にこれやな」 「人の動かしかたを変えただけか」 「そしてこう」 「後ろから人が入るパターン」 「それにそのバリエーション」 「二番目のパターンとの組み合わせやな」 「直接狙う筋はこの辺にして、ここからはまったく別の場所に合わせる」 「ニアでそらしてファーで決める狙いやな」 「その裏であわせる」 「この場合、紫より赤にあわせる方がデータ的にいい」 「そして奇襲」 「引いて合わせるパターンやな」 「そしてさらに奇襲」 「ぐるっと回ってニアで合わせる」 「まあ、これで8通りある」 「とりあえずそれだけあれば充分やな」 「ビールと枝豆みたいなもんやな」 「なんのこっちゃ」 「この場合、全て初期配置が同じなのがミソやな」 「多少ズレても問題ないけどな」 「みなさまも、以前のデータをもとにして、色々と考えてみられると楽しいのではなかろうかというところで」 「次回は遂にクローズ編というところで」 「今回はこれにて」 「ごきげんよう」
「バルサがアトレチコに負けてマドリーがレクレに勝った今日この頃」
「これで、その差がまた5ポイントに開いたわけやな」 「詰めては離されて忙しいことや」 「なにはともあれ、先発はこうやな」 「なんと」 「ロナウジーニョが先発であるな」 「それも中央の前方で先発やな」 「これは、これまでの実績からしてうまくいかない」 「その理由は、こちらをごらんいただくとして」 「こう組んだバルサは大体、ボールばかり持ってチャンスの少ない展開になる」 「この日もそのまんまやったな」 「保持率は、前半20分の段階において3対7で有利やったからな」 「おまけに、少ないチャンスながら、30分にはロナウジーニョのオーバーヘッドで先制点も奪った」 「にもかかわらず、最終的に4-2で負けるとはこれいかにという話やな」 「確かに、アトレチコの1点目はプジョルのオウンゴールで、アンラッキーではあった」 「ただ、そこにいたるまでにミリートがクン・アグエロに見事にやられている」 「ちなみに、その前の段階で前線にロングボールを送ったのが、キックが下手なことで知られるパブロだというのは見逃せない」 「それにしても、ミリートを抜いたクンの90度方向への切り返しは見事であったな」 「これやな」 「ドリブルをしながら、軸足に対して体を開き、急激に方向を変えるというのは重要な技術であるな」 「重要なのは、軸足が左足だとすると、その前の右足着地の段階から減速を開始することやな」 「一発でストップしようとすると、かならず膝を痛める」 「この技は、その昔ジャウミーニャが上手かった」 「清水にいてデポルではイルレタに頭突きを喰らわせたジャウミーニャか」 「そうや」 「そのイルレタもサラゴサの監督を辞任してえらい騒ぎやで」 「まあそれはそれとして、試合の方は42分にアトレチコがマキシのシュートで逆転する」 「2-1やな」 「負けているバルサとしては後半攻めるしかない」 「ということで、56分にアンリがメシに、62分にエジミウソンがグジョンセンに代わる」 「ほう」 「これはこれは」 「まだこれをやるんかというところではあるな」 「左にロナウジーニョ、右にメシ、右サイドバックにザンブロッタを置いて、ディフェンスラインの前にイニエスタ」 「バルセロナは、去年1年を通してこれが絶対にうまくいかないことを証明したはずやねんけどな」 「それは、こちらからバルセロナに関する項目を読んでいただければおわかりいただけると思うのですが」 「この試合の後半も2-0で沈んだわけやな」 「中盤の穴が大きすぎてどうにもならんわな」 「しかしや」 「なんや」 「ここで、大きな不安が脳裏をよぎらんかね」 「よぎるかね」 「昨シーズンのバルサは、戦術的なミスを繰り返し、確実だと思われていたリーグタイトルまで失った」 「いわゆるひとつの自爆癖というやつやな」 「それをまた今年も繰り返すのではないかというのが大いなる懸念なわけや」 「まあ、ロナウジーニョの中途半端な使い方は気になるわな」 「おまけに、チャンピオンズリーグのセルティック戦で、メシが怪我をしてしまった」 「またもや筋繊維の断裂らしいな」 「残念な話やで」 「瞬発力があって筋繊維の切れやすい選手というのは、筋肉の出すパワーに繊維の強さが耐えられないから何度も怪我をするんやな」 「その昔、アルバセーテやセビージャでプレーしたアランダもそうやったな」 「バルサとしては、メシを中心としたチームを作りたいところだが、こうも頻繁に怪我をしては中心にすえることはできない」 「かといって、いまさらロナウジーニョのために再構築するわけにもいかない」 「そのための手駒はほとんど売ってしまったでな」 「これはこの先どうするのか」 「非常に難しい問題ではある」 「どうなるんやろな」 「新たに選手を買わない限り、解なしやで」 「ライカールとのアイディアに注目というところやな」 「そうやな」 「そんなこんなで」 「今回はこの辺で」 「また次回」 「ごきげんよう」 「の前にや」 「なんやねん」 「下の図はアトレチコの2点目やねんけど、このシュートに対してキーパーのバルデスは手でボールを触りに行っている」 「確かに体を縮めて手で触ろうとしている」 「キーパーの技術としてどうしてもこれがわからんのだが、この距離で体を縮めたり倒したりして止めに行っても無理やろ」 「無理かね」 「手を地面まで下ろす時間よりも、ボールが横を通過する時間の方が短いので、理論的に絶対に止められない」 「そうなんかね」 「この場合、ファーへのシュートは足で弾くように指導すべきなんとちゃうかね」 「でも、弾いたらリバウンドが残るやろ」 「手で止めようとすると、相手に正しく蹴られた場合に必ず入るわけやから、それよりは弾いてディフェンスのクリアに賭けるべきやろ」 「本当に必ず入るならそうやけどな」 「この辺りの具合を、キーパーやキーパーコーチの方にお教えいただければというところで」 「また次回」 「ごきげんよう」
「さて」
「レアル・マドリーが負けてしまった」 「ホームでは18連勝中やってんけどな」 「ベティス、ローマに続きまた負けてしまった」 「これはどうしたことかと」 「どうしたもこうしたも、いつも通りの欠陥が敗因ではあるやけどな」 「先発は次のようになっていた」 「ヘタッフェの配置は、珍しいといえば珍しい」 「デ・ラ・レーとグラネロが欠けておるな」 「二人ともいわゆる不動のレギュラーのようなもんやからな」 「デ・ラ・レーはボランチから前方での攻撃の組み立て、グラネロは左サイドでのボールキープから展開に貴重な戦力やしな」 「二人ともマドリーからのレンタルやから出られへんわけやな」 「ヘタフェにとっては角銀落ちのようなもんやな」 「そんな大袈裟なもんかいな」 「なにはともあれ、主力が二人欠けては苦しい」 「特に攻撃面できついわな」 「おまけに、前半はヘタッフェの側にミスがあった」 「ふむ」 「守備に回ったとき、下の形でフォワードがマドリーのセンターバックにプレッシャーをかけておったわけやな」 「そして、ボランチが中盤に詰めるわけか」 「これはマドリーを相手にした時はあまり良くない」 「詰めたボランチの後ろにスペースが空くとそこから崩されるしな」 「下の形で、フォワードを引き、センターバックにボールを持たせた方がいい」 「カンナバーロとハインツェに持たせても怖くないからな」 「ちなみにヘタッフェは、後半から後者の守備を採用し、マドリーのチャンスが急激に減った大きな要因になっていた」 「前半のマドリーはわりと調子よかったんやけどな」 「ビジャレアルやらバジャドリーのようにスペースを空けてくれるチームは得意やからな」 「ところが有利だった前半に得点を奪うことができなかった」 「それが試合の流れの上で大きかった」 「ついでに言えば、ロビーニョがいないのが大きいわな」 「0-0で試合は進み、ヘタフェが先に交代を行う」 「54分にマリオからアルディンやな」 「ちなみに、マリオは9分にコルテスと代わって入っている」 「マリオは交代で入ったのに怪我をしてしまったわけやな」 「結果的に下のようになる」 「コテロが右サイドバックに来て、左にマヌー・デ・モラルが来ている点が特徴的やな」 「コテロはサイドバックから右サイド、ボランチからトップ下まで色々なところが便利やな」 「細かいことが苦手で、手堅くて持久力があってキックが正確やからサイドの方が似合ってると思うけどな」 「マヌーの方はこの試合どうもおかしかった」 「ミスが多すぎやったな」 「これに対して、マドリーは下のように交代を行う」 「バチスタ、トーレス、怪我のグティが抜けて、ドレンテ、ソルダド、イグアインやな」 「システム的にはなんといっていいのかよくわからない」 「1-3-3-4とかでええんちゃうかね」 「えらいなげやりやな」 「ドレンテが前線に上がるから、攻めてるときは本当にそんな感じやで」 「この形でも攻撃はうまくいかんかったな」 「前詰まりを起こして、結局セルヒオ・ラモスがパスをさばくようでは苦しいわな」 「おまけに、この形では左中盤に入ったリヒトが効いていた」 「相手が4トップ気味になっても、彼が引けば数的不利を招かないというのは受けにいい」 「リヒトはいずれ高く売れるやろうな」 「そうかね」 「いわゆるビッグクラブに行っても十分レギュラーになれる選手やで」 「そりゃ楽しみやな」 「最終的に、マドリーのミスからウチェが決めた64分のゴールが決め手になって、ヘタッフェが勝利した」 「ロベンがゴールを決めたと思ってラインの外で喜んでいたらオフサイドで取り消されて、そのままカウンターから失点するという素敵な流れであったな」 「その様子は、こちらをごらんいただくとして」 「マドリーとしては、チャンピオンズリーグのローマ戦をどう戦うかが焦点やな」 「その前にレクレアティーボ戦があるやろ」 「マドリーは、チャンピオンズリーグが最優先やから他はどうでもええねん」 「それはまた、乱暴な議論やな」 「緒戦を2-1で落としたものの、勝つ目はある」 「ローマは中盤の守備が弱かったしな」 「第一戦では、ヘタッフェの前半のような形が多く、デ・ロッシの周囲が大きく空いていた」 「ピサーロが攻めにかかるから、どうしても中盤のラインに凸凹ができてまうねんな」 「そこを突けば相手を崩せるし、ロビーニョが間に合えばさらに有利になる」 「練習に復帰したものの、まだ回復には遠いという噂やけどな」 「左に彼がいるといないとでは大違いだから、マドリーとしては是非にも間に合わせざるをえない」 「そこにローマの中盤の薄さがミックスされれば、マドリーの逆転の目は十分にあるというこっちゃな」 「逆にいえば、ローマは後半のヘタッフェのように戦い、マドリーにスペースを渡さなければよい」 「その辺りがどうなるかというところで」 「今週はこの辺で」 「また次回」 「ごきげんよう」
先発
構造 6分にコロ・トゥレが負傷し、センデロスと交代した。 アーセナルは守備を重視した。特にフレブは、常にピレスを意識して動いていた。 この代償として、前線でアデバヨールが孤立した。このため、前半は攻めに力を欠いた。 ミランでは、オッドとカラーゼによくないパスが目立った。ネスタは狙いのいいパスを試みるが、コースを読まれやすい。 前半は、アーセナルが引いて守ったため、ここで自由にパスを回すことができた。 しかし、能力不足によりボールを失う場面が目立った。ここが改善されれば、中盤より前方の力が発揮される。 セードルフは、いわゆる奇兵として動いた。ゾーンの間を変えながら動き、守備を混乱させた。 パトは最前線でプレーした。 ボールキープに強みを見せたが、ラインの裏でボールを受けることができなかった。 後半開始 アーセナルは、フレブの動きを大きく変えた。 ピルロのマークよりも、中盤の裏、ディフェンスラインの前でボールを受けることを重視した。 これにより、アーセナルの攻めは劇的に改善された。 また、50分のネスタの負傷退場も攻撃を後押しした。 マルディーニでは、アデバヨールのスピードについていくことができなかった。 65分まではアーセナルが有利だった。しかし、70分前後からミランが再びペースを握った。 これは、相手の変化に慣れたためである。 85分 ミランが一度ペースを握った後、スペースを空けた攻め合いになった。 ミランは、ベテランが多く、スタミナに問題がある。 アーセナルが、前半を固く戦った主たる目的はそれを突くためである。 ミランは、85分にエメルソンを入れ、中盤の前のスペースを押さえた。 この流れは、昨年のマンチェスター・ユナイテッド戦と酷似している。 終了間際、アデバヨールがゴール前4mでフリーになった。 ウォルコットのクロスを頭で合わせたものの、シュートはバーを叩いた。 アーセナルは、勝てる試合を引き分けた。 |
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