週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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記者会見を斜めに見ると (2004.09.22)

皆様ご存知のように、去る月曜日は9月20日、レアル・マドリードはホセ・アントニオ・カマーチョの辞表を受け入れ、そのセグンド(副官)であったガルシア・レモンを後任監督に任命いたしました。
そして、このガルシア・レモンの就任記者会見は極めて興味深い内容のものとなりました。
その一部を抜粋すると、

「私がここにいるのはまず第一にカマーチョに要請されたためであるし、次に会長から要請されたからである。それが唯一の理由であることを理解していただきたい。」

「私は魔法の杖をもっているわけではない。選手達が反応を起こさねばならない。このシルコ(サーカス)は彼らが主人公なのだし、反応を起こす義務がある。ピッチ上でそれを示す義務がある。彼らとて石ではないし、(この状況により)傷ついている。」

「カマーチョの路線を踏襲していく。急激な改革など期待しないで欲しい。カシージャスが左サイドバックに入ったり、ロナウドがポルテーロになったり、うーん、セラーデスが審判をマークしたり、こういったことは期待しないでくれ。」

こういった言葉が発せられたのでありますが、実に面白い。
下衆の勘繰りを行なって意訳すると、

「いや、わしが監督をやりたい、といったわけではなく、皆にいわれて仕方なくひきうけてん。とりあえず普通にやるから、結果がどうなっても責めんといてな」

とまぁ、このように聞こえるような気もするのでありますが、おそらくそれほど間違っていないでしょう。

選手達がどうこう、という言葉は、選手に責任を転嫁(最近はつかってはいけない単語らしい)するというよりも、噂の裏付けをした、つまり、選手達がカマーチョに反目して追い出した、という噂を裏付けるものではないかと思われます。
そうでなければ、その後、

「私はベストゥアリオ(ロッカールーム)でカマーチョに敬意を欠く態度を見たことがない。だから私も彼らの尊敬を得るであろうし、それについては確信している」

といった言葉を残すこともないのではないかと思われます。

なんか、こう、レアル・マドリードがつまらないと人生がつまらないんですな、個人的に。
ここ最近のマドリードは、「ボケと突っ込みがあって強い」とまぁ、つねにピッチ上で笑いとプレーを提供してくれていたのですが、去年からはあまりにもプレーがひどくて笑えない状態が続いている。

ネタはピッチの中で提供して頂きたいと思っているのですが。

はて。

(2021/08/03)

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