週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
前回は、シュートにおける表変換を見た。
インサイドキックにおいて、支持足側へ飛ぶものを表、蹴り足側へ飛ぶものを裏とした。 シュートにおいても、裏変換が存在する。 このシュートにおいて、予想される軌道と実際の軌道がずれることは、以下に見られる。 踏み込みにおいて、蹴る選手の体は左に旋回している。 この後、キーパーは以下の反応を示す。 両手を閉じて体の前に移動させている。 これは、自分の正面へのシュートを予測したためである。 しかし、実際はその予想よりも画面左側、シュートをする選手がボールを蹴る足の側へ飛ぶ。 キーパーは、一度閉じた手を伸ばすが間に合わない。 このように、踏み込みにより予想される軌道から、蹴り足側へずれるシュートをインサイドキックにならって裏と呼ぶ。 別角度の図は、以下のようである。 表変換と裏変換の主な違いは踏み込みにある。 表変換は次のようである。 裏変換は次のようである。 表の動作は旋回を抑えるのに対し、裏の動作は旋回を見せる。 一方で、その後の動作には共通点が見られる。 蹴り足の膝を内側に巻き込む 巻き込んだ膝を跳ね上げる 支持足の膝を伸ばす これらの点で、表変換と同じ要素を含んでいる。 別の例を見る。 画像元:A good goal is... from a good trap (football goals compilation) part 2 - christinayan 3:20 この例において、キーパーは一度右に動いてから左に動きなおしている。 これは、ボールの軌道がシュートを打つ選手の蹴り足側にずれたことを意味している。 踏み込み 膝を内側に巻き込む 蹴り足の膝を跳ね上げる 支持足の膝を伸ばす ここでも、これまでと同様の動作が見られる。 さらに異なる例を見る。 踏み込みから体が左に旋回している。 このような旋回は、旋回方向、支持足側へのシュートを予測させる。 実際のシュートは、蹴り足側へ飛ぶ。 これも裏変換である。 踏み込み 膝を内側に巻き込む 蹴り足の膝を跳ね上げる 支持足の膝を伸ばす 次も同様である。 踏み込み 膝を内側に巻き込む 蹴り足の膝を跳ね上げる 支持足の膝を伸ばす 表変換と裏変換はキックの途中から、共通の特徴を示す。 具体的には、膝を内側に巻き込み、それを戻しながら上に伸び上がる点である。 それらの点で、キックの動作に類似点が存在する。 次回は、再び表変換について見る。 --参考、動作の比較 踏み出し 支持足着地 インパクト前 インパクト直後 跳ね上がり |
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