週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
これまで見たように、ボール保持者は接触の前に顔を上げる。
また、保持者以外は接触においてボール方向を見る。 この2つが組み合わさった場合、ボールとの接触直前に両者の顔が向かい合いやすい。 最後の図は、足にボールが触れる直前である。 ボールを扱う選手が顔を上げていれば、前方の選手と目線が合いやすい。 これは、一般にアイコンタクトと呼ばれる。 もし、ボールに触れる選手が目線を下げていれば、このようなコンタクトは行われにくい。 しっかり見てボールを止めた場合、当然ながら目線は下を向く。 その後に顔を上げたとしても、受け手が正しくルックアップを行えば別の場所を見ている。 これでは、目があうことはない。 両者が基本動作を行えば、自然と目が合いやすい。 これは、正しくルックアップを行う利点の1つであると考えられる。 よく知られているように、目線を合わせることは保持者と周囲の行動を合わせるために重要である。 サイドの選手は、最初中央方向へ動いている。 その後に、縦へと動きを変えている。 ボールを受ける選手の動きが横から縦へ変化するのは、以下の状態の後である。 おそらく、この前後で目線が合っている。 受ける選手は、出す選手が自分を見たのを確認して方向を変えたと考えられる。 以下、動きとパスがよく同期している。 もし、接触前に保持者が顔を下げボールを見ていた場合、上のようなプレーは成立しにくいと考えられる。 ルックアップを正しく行うことは、目と目が合うとことを自然な形で容易にする。 これにより、動き出しとパスのタイミングを合わせやすくなる。 結果として、集団としてのプレーを良くすると考えられる。 次は、ルックアップの改善が必要な例を見る。 |
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