週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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前回は、コントロールにおいて、ボールを浮かさないことよりも、良い姿勢をつくることを優先する例を見た。

ここでも同様の例を見る。































ボールとの接触前後は以下のようである。




地面近くにあったボールが、太もも辺りまで浮いている。

コントロール後の姿勢は、以下のようである。



ほぼ完全にニュートラルな状態であり、どの方向にも動くことができる。

このプレーにおいても、ボールを浮かさないことより、コントロール後に良い姿勢をつくることが優先されている。

注目すべきは、コントロールから即座に正対が行われていることである。







正対についてご存じない方は、こちらを読まれたい。

ニュートラルな状態で向かい合うことは、正対において本質的に重要である。

正対の利点は、左右両方にパス、ドリブルのスペースを確保できることにある。



この利点を最大限に活用するためには、左右どちらにでもプレー可能な体勢、すなわち、ニュートラルな体勢を取る必要がある。



このような体勢を取られた場合、守備者は受身に立たざるをえない。







距離を詰めようとした守備者が、正対されることで前に出るのをやめ、足を横にそろえようとする姿が見られる。

相手の出足を止め、受身にまわしたことで次のプレーに余裕が生まれる。







このような余裕は、コントロール後の姿勢が乱れていては決して得ることができない。

そのまま相手に飛び込まれ、ボールを奪われるか削られるのがおちである。

上の例は、ボールを浮かせる、浮かせないよりも、コントロール後に良い姿勢をつくることがいかに重要であるかを示している。

次回も同様の例を見る

Rg
無題
> ボールを浮かさないことより、コントロール後に良い姿勢をつくることが優先されている。

というのはとても意外に思えました。
トラップがうまい=ボールを足元にピタリと収める
と思ってましたので。
とくにボールを浮かしてしまうのは、その後のボールのコントロールを難しくしてしまうので、やってはならないことだと思ってました。
y2011/07/15 02:29z NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
ぴたりと止める、というイメージも誤解の多いものだと思います。
ボールが多少浮いた状態にあっても、姿勢が乱れず、次のプレーになめらかに移行した場合、印象としてぴたりと止まったように見えるのだと考えられます。

また何かありましたらお寄せ下さい。
y2011/12/06 15:06z


RgtH[
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