週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
前回は、サッカーの上手さは正対により評価されるべきことを見た。
ここでは、正対の種類について見る。 ・瞬間正対 瞬間正対とは、ごく短い時間、相手と正対することである。 この程度でも、相手の動きを制約する効果がある。 これが最も初歩的な正対である。 ・抑止正対 抑止正対とは、前に出てくる相手に対して体の正面を向け、その方向にプレーベクトルを向けることによって、前進を阻むことである。 プレーベクトルを向けるとは、相手方向に踏み込み、前へのパスやドリブルを見せるといった行動を指す。 この例では、正対している時間が短く、止めた後すぐに横を向いている。 この横を向いた状態は、相手の前進を止める効果が薄く、次のプレーに時間がかかると体を寄せられることになる。 より時間の長い抑止正対は、以下のようになる。 相手を止めた後、状況によっては、周囲の動き出しを待つため、正対状態を維持する必要がある。 そのような正対を維持正対と呼ぶ。 次にこれについて見る。 ・維持正対 維持正対とは、正対状態を一定時間維持することである。 これは、周囲のパスを引き出す動きを促すために重要である。 横を向いた状態から正対に入る。 前に踏み込み、アウトで切り返すフェイントを行う。 次に、左へパスを出すフェイントを行う。 正対状態に戻る。 味方にボールを預ける。 正対状態を維持するため、ドリブルフェイク、パスフェイクが用いられていることがわかる。 次も維持正対の例である。 (画像出展:http://www.youtube.com/watch?v=euMu1SKi-ak) 右足を振り上げて回す動作が、相手を牽制するために使われている。 正対を維持できるようになれば、相手と向かい合う恐怖がなくなる。 そうなれば、自ら求めて正対を行うようになる。 相手に向かって前進し、正対することを前進正対と呼ぶ。 次にこれを見る。 |
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