週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
楔形は、弓型に比べ、キックにおける手の動きや、踏み込み動作がより小さい。
これは、以下の長所を生む。 歩行からの接続が自然である 小さな動きで打つことができる 小さなスペースから打つことができる シュートにタイミングを合わせづらい また、より上から踏み込むことは、軸足が地表面の影響を受けにくい特性を生む。 以下にその実例を見る。 ・楔型を用いた滑りやすいピッチでのシュート (ペレ、映像出展:Best of Pele) 下図の白い丸の中心にボールがある。 その下のピッチの変化に注目していただきたい。 軸足の周囲に白いものが広がる。これは、水が跳ねる様を示している。 つまり、ピッチは冠水している。 -シュート地点 -モーション 以上は、上体をボールにかぶせるように踏み込み、インパクトの後、上に伸び上がる楔型の特徴を示している。 水の浮いたピッチにおいて、楔形によりシュートを打つ実例である。 もし、このような表面で、下のように踏み込んだ場合、軸足が滑る可能性が高い。 以上が、楔型インステップの特性を次のように規定する理由である。 歩行からの接続が自然である 小さな動きで打つことができる 小さなスペースから打つことができる シュートにタイミングを合わせづらい 地表面の影響を受けにくい 一方、楔型でフェイントを使った、例えばステップサイドがどの程度可能であるか、といった点については不明である。 次回は、インステップと回転しないボールの関係について見る。 いわゆる無回転キックは、楔型の方が蹴りやすい。 |
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