週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
最も自然な組み合わせは下図の通り。
この状態では、スペインの方が有利である。 スペインが警戒すべきドイツの攻撃は2種類。 ロングボールと左サイドである。 スペインの守備は、ロングボールをキープされると弱い。 実例は、スウェーデン戦に見られる。 ドイツは、ロングボールをフォワードに入れることができない。 トルコ戦で、ディフェンスラインからクローゼに通ったパスは下の通りである。 スウェーデン戦前半で、イブラヒモビッチに出たパスは下の通りである。 バラックへのパスは下の通り。 バラックは、クローゼより下がってパスを受けることが多い。 クローゼ、バラック共に、ラームから最も多く受けている。 ドイツのフォワードへのロングボールは非常の少なく、スペインに有利である。 ドイツは、左からの攻めに非常に依存している。 具体的には、ポドルスキーとラームである。 スペインで、これに対するのは、セルヒオ・ラモスとシルバである。 セルヒオ・ラモスがポドルスキーに抜かれることはなく、ポドルスキーがセルヒオ・ラモスを止めることはできないと予想される。 ラームとシルバの関係については不明である。 もし、シルバがラームを止めたならば、ドイツは攻める場所を完全に失う。 シルバがイニエスタに変わっても、同様である。 ドイツの左サイドを押さえるには、1-4-1-4-1も有力である。 ファブレガスがシルバにヘルプに行き、トーレスはメルテザッカーにボールを持たせるように動く。 トルコと同じ作戦である。 ドイツの攻撃は、これによりほぼ確実に防ぐことができる。 ドイツは、前線にゴメスを入れることができる。 しかし、グループリーグのデータは、彼にロングボールがほとんど入らないことを示している。 クラニイを入れることもできるが、その効果は未知である。 左サイドは、ポドルスキーを外し、シュバインシュタイガーを入れる方が守備においてよい。 その場合、右サイドはポドルスキーとフリッツが考えられる。 ドイツは、守備的な交代は可能だが、攻撃的な交代が難しい。 守備には、ヤンセン、ロルフェス、ボロウスキー、フリッツなどが考えられる。 攻撃では、オドンコー、ノイビル、そして、上述のゴメス、クラニイである。 劇的に攻撃を変化させる選手はいない。 スペインは、状況によらず、グィサ、カソルラ投入の可能性が高い。 続いて、シャビ・アロンソ、セルヒオ・ガルシアであろう。 セルヒオ・ガルシアの右サイドは、左サイドからのクロスにおいて、ラームと競り合うときに有効である。 ドイツはロングボールでスペインの弱点を突くことができない。 左サイドを止められると、ボールを前に運ぶ手段がない。 スペインにとって極めて有利である。 残る手段は、セットプレーである。 しかし、それを得るには、ボールを敵陣に運び、ファールを奪うか、コーナーキックにつなげるかしかない。 それも難しいほどにドイツの攻撃は渋滞するであろう。 ドイツとしては、中盤でスペインの攻撃を食い止めるか否かが鍵になる。 だが、トルコ戦から判断して、それも難しい。 ドイツに有利な展開は、ゴール前で人数をかけて防ぎ、持久戦に持ち込むことである。 |
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