週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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「さて」

「マックスウェルやな」

「彼も組み立てを強化するために呼ばれたのであろう、という話だったわけだが」

「そうであれば、まず相手と正対できなければ話にならない」

「その点は以下のプレーを見ればよくわかる」

「ネットが邪魔でしょうがないのですが、心で消去していただければと」















「余裕の正対状態やな」

「ずっと正面を相手に向けたままプレーし、最終的に軸足側にパスを出している」

「ちなみに、これは、アルメリア戦でペドロにアシストしたプレーやな」

「ペドロもいつのまにかペドリートから名前が変わって成長したらしい」

「上の例で、正対については問題なかろう、というのがわかる」

「次に蹴り分けの例を見る」

「まず、体の正面を相手に向けた状態から始まる」



「そこから縦を向き」





「縦へ長く蹴るフェイクを軽く入れ」





「足を返し、蹴り足側への変換で前につなぐ」







「非常に自然な、いいプレーである」

「次に、逆側に変換する例を見る」


















「こんどは、縦に長く蹴ると見せて、軸足側へ方向を変えている」

「一番近いディフェンダーは、見事にそのフェイクにかかっている」

「実によろしいプレーではなかろうかと」

「下のプレーでは、相手ときちんと正対した後、中に切り返し、守備の間を突くことで2人を自分に引き付け、バックパスを出す」

「左サイドで、自陣を向きながらパスを受けたところから始まる」























「2人まとめてパスを出すと、パスを受ける味方は非常に楽になる」

「非常にいいプレーやな」

「最後に転んだのは残念やけどな」

「以上のプレーから、下のことが言える」



「まず、相手と正対することに問題はなく、そこから軸足側へのパスを出すことができる」

「また、縦を向いた状態で、左右に蹴り分けることもできる」

「おまけに、ドリブルで相手を引き付けることにも問題はない」

「組み立てに必要な条件を備えた選手であることがわかる」

「チグリンスキーといい、マックスウェルといい、バルサは、なぜ組み立てに効く選手を買ってきたのか」

「というのが次の謎になるわけか」

「謎というほど大そうなことではないけどな」

「その点を見てみようかと」

こちらから」

「どうぞ」
「さて」

「今回はバルサか」

「そういうことらしい」

「10節を終わった時点でトップ」

「ただし、チャンピオンズリーグでは大苦戦」

「はたしてその原因がどこにあるのか」

「特に新しい選手に着目しながら考えてみようかと」

「新しい選手と言えば、イブラヒモビッチ、チグリンスキー、マックスウェル」

「まずはチグリンスキーから」

「彼は組み立てが上手い」

「上手いといっても半分だけ上手い」

「半分の意味は後で見るとして、彼はコース取りがいい」

「フリーでボールを持った時、スペースへ逃げる選手は組み立てが自動的に下手になる」



「相手に近づくことを恐れず、中央にコースを取り、パスコースを確保しなければならない」



「これができないとどうなるか、というのは、こちらの実例でごらんいただければと」

「また、組み立てについての一般的な原理は、正対と組み立てをごらん下さい」

「チグリンスキーのコース取りとしては、下の例が一番わかりやすい」

「画面上部、中央やや左側でチグリンスキーがボールを持っている」



「その後のコース取りは以下のようになる」





「どんどん中央に進み、下の形で守備者と正対する」



「そこからパス」






「パスの前のコース取りが非常に良い」

「下図の理論通りになっている」



「ここまで極端に人に向かわないが、中央にドリブルをすることでパスコースを確保する例は、彼のプレーで良く見られる」

「ここでは、コース取りとともに、上図の左側、つまり軸足側に出すパスに注目する」

「次も、画面上部、中央やや左側でチグリンスキーがボールを持っている」



「どんどん中にドリブルで進み」





「前方へパス」




「ボールは正面より軸足側に転がり」





「味方にわたる」



「非常にいいパスで、前線で4対5ができている」

「たった一本のパスでこれだけの状況ができれば組み立てとして成功といえる」

「同じようなパスが次にも見られる」
















「中央へのコース取り、正面から軸足側へのパスという点で共通している」

「この場合のパスは強すぎだが、一本のパスで最後の状況を作ることができれば十分であるといえる」

「以上の二つは、チグリンスキーが正対から軸足側、つまり下図の左側へのパスが上手いのであろう、ということを示している」

「では、逆の右側、正面から蹴り足側へのパスはどうか、ということが気にかかる」

「次にそれを見るわけやな」

「ハーフライン上部、左側でチグリンスキーがボールを持っている」



「例によって中央へ持ち込み」





「パス」





「こんどは、正面よりも蹴り足側へ転がる」







「なんと相手にカットされてしまう」

「これは良くない」

「次に、別の例を見る」

「ハーフラインやや左にチグリンスキーがいる」



「正面を向いた状態からパスモーションに入る」







「パスは、正面より蹴り足側へ飛ぶ」







「受け手の非常に近い位置に守備者がいる」

「これは組み立てとしてよくない」

「わざとこれを狙うときもあるんやけどな」

「この場合は、そうではない」

「さらに、次の例」

「今度は、中央画面右側でチグリンスキーがボールを持ち、左に攻めている」














「カットされてしまった」

「組み立てとして非常によくない」

「このままカウンターを喰らう可能性を考えても、非常によくない」

「以上のことから、チグリンスキーとは下の特徴を持つ選手であろうと考えられる」



「まず、相手と正対することを怖がらない」

「これは非常に頼もしい特徴やな」

「そこから、軸足側にパスを出すのは上手い」

「いわゆる、表変換が上手い」

「しかしながら、蹴り足側へのパスは上手くない」

「いわゆる、裏変換は下手である」

「ということになる」

「これが、最初に半分だけ上手いといった意味やな」

「はたして、彼は組み立てが上手いのか下手なのか」

「その辺りが問題になる」

「どうなんやろな」

「表変換に限って言えば、非常に上手い」

「パス一本で下の形ができたらそれはおいしい」




「バルサは、彼のこの能力を買って獲得したのではないかと思われる」

「守備では速いとも言えず、強いともいえない」

「ユニフォーム引っ張るのは上手いけどな」

「審判から見えない角度でうまいこと引っ張る」

「そんなこんなを考えても、後方からの組み立てを強化するために呼ばれたと思われる」

「マックスウェルもその意味が強いであろう」

「というのを次に見る
「さて」

「前回に引き続きレアル・マドリーのお話」

「その時の結論として、下のような図があった」



「マドリーは、サイドで走る選手が足りない、マルセロの守備がまず過ぎる、センターバックの組み立てが上手くない、といった点が問題となるであろう」

「ということを踏まえた上でセビージャ戦を見ると、えらいことになっていた」

「先発はこう」



「うむ」

「なんとも見事な配置になっている」

「左にグティ、マルセロの前にグティ」

「ただでさえ空きやすいサイドにグティを置き、守備の弱いマルセロと組ませる」

「その結果は、想像するだに恐ろしい」

「おまけに、その対面は、へスース・ナバスにコンコ」



「以前、アトレチコとの対戦でも出たように、セビージャはリーガで1、2を争うサイドの強さを誇っている」

「怖や怖や」

「というわけで、その恐怖を具体的に見ていこうかと」

「まさに怖いもの見たさやな」

「下の図において、ボールが白円で囲まれている」



「白がセビージャで、、黒っぽいのがマドリー」

「青い矢印の先にいるのがマルセロで、オレンジの先がグティ」

「ここから、ボールを持った選手がパスを出すと」



「下の状態になる」



「あら」

「なんかの魔法みたいやな」

「突然、サイドで相手選手がフリーになっている」

「何が起こったかを拡大して見てみると」

「レナトが浮かせたパスを出す」



「グティが右、マルセロが左にいるのだが」



「余裕で裏を取られ」



「キーパーと一対一」



「カシージャスがかろうじて防ぐ」



「すごいディフェンスやな」

「グティとマルセロの2人は、かけらの役にも立っていない」

「次に、マルセロ単体でのプレーを見てみる」

「例によって、白い丸がボールで、青い矢印の先がマルセロ」



「サイドへのパスモーションが入る」



「それに反応したマルセロだが」



「背中側を通され」



「裏を取られる」




「見事なやられぷりやな」

「まあ、ここは、パスを出したレナトが上手かったとも言える」

「いわゆる、表表変換が見事に決まっている」

「次に、マルセロ対ドリブルを見てみる」

「下の形で、へスース・ナバスがボールを持つ」



「マルセロが応対に出るが」



「下のようになる」



「また魔法か」

「へスース・ナバスにとって、マルセロの守備というのは紙のようなもので、典型的には下のような形で簡単に縦に抜けることができた」










「最後、マルセロのポーズがえらいことになっとるな」

「ドリブルに対して、まったく抵抗できていない」

「まあ、相手がへスース・ナバスでは仕方がない」

「次は、マルセロ対ポジショニング」

「ライン際で、アドリアーノが縦にパスを送る」



「それが前に通った直後が下の図」



「白いボールに対して、マルセロのポジションが明らかにおかしい」

「簡単に裏を取られ、ペナルティーエリア横に侵入を許す」



「最初のポジショニングがずれていたとしか考えられんな」

「これはいかなることかと」

「多分、前でボールに触ろうとして間に合わなかったとか、そういう感じなんちゃうか」

「次に、マルセロ対ミスタッチ」

「後ろを向いたマルセロがボールを持っている」



「サイドにボールタッチ」



「ナバスにからまれる」



「ボールをかきだされ」



「前に加速される」




「裏を取られてエリア横」



「イージーやな」

「色々とイージーやな」

「まあ、相手がナバスやし」

「自分のミスでボールを失って相手が誰もかれも関係ないやろ」

「まあそれはそうやけどな」

「この試合のマルセロは、酷いの一言に尽きる」

「しかしやな」

「なんや」

「酷い酷いと言うが、上の話なんか、全部ひとまとめにしても、次のプレーには勝てへんで」

「セビージャの先制点の場面か」

「ペロッティが内側にドリブル」



「この時、マルセロは青い矢印の先」

「以後、黒いユニフォームの一番上の選手がマルセロになりますので、その動きにご注目いただければと」

「ペロッティからサイドバックのフェルナンド・ナバーロへパス」



「もちろんドフリー」

「サイドハーフでもインテリオールでもなんでもいいから下がって来い、というのは置いといて」

「ナバーロがクロス」



「マルセロはボールに向けて動く」




「当然の反応やな」

「ところが、途中から様子が変わる」



「ここまでは正常だが」



「ここでいったん止まる」




「そして、右足を引き始める」




「一枚絵だとわかりにくいが、ぱらぱら漫画にすると明らかに後退しようとする様が見て取れる」



「結果」




「ナバスのヘディング」








「マドリーの失点と相成った」

「しかし、これは、ものすごいプレーやな」

「なにしろ、相手に競ることすらできていない」

「おまけに、競ってもいないのに最後は転んでいる」



「これは、後ろに下がろうとしたところにナバスが来て、あわてて前に行こうとして転んだと考えられる」

「おまけに、初期状態を考えると最終状態で体を合わせてもいないということ自体が不可思議である」

「最初は、明らかにナバスよりボールの近くにいる」



「最後はこう」



「前に入られ、自身はジャンプすらしていない」

「この状況では、後ろから手で抑えられて飛ばれ頭でやられる、というパターンがよくあるが、それならマルセロの体はナバスの前にないといけない」

「もう無茶苦茶やで」

「なんで、途中で後ろに下がろうとしたんやろな」

「多分、マルセロとしては、ボールをすかしてサイドに流して追いつき、前につなごうと考えたんやと思うで」

「それはそれで、ものすごい状況認識の甘さなんちゃうかね」

「こういうクロスに、相手のサイドが斜めに入ってくるのは常識中の常識ではある」

「酷いというかなんというか」

「まあ、プロのプレーではないわな」

「プロというか、高校生にしても酷過ぎるで」

「この得点を見たときは、目の前が真っ暗になって卒倒しそうになったけどな」

「多分、それはカシージャスが一番そうやったんちゃうか」

「凄まじいセーブで止めまくって、こんなアホなプレーで失点したらやってられんわな」

「おまけに、2点目もコーナーから、ゴール前、ドフリーでのヘディング」

「どのくらいドフリーかというと」



「なんとも形容のしようがない」

「見事なもんやな」

「ほんまに真面目に守るのがアホらしくなる」

「カシージャスもさすがにそう思ったのか、この失点の後、ポストを蹴るしぐさが見られた」

「それは珍しいな」

「彼は、ポストをゴールを守る仲間のように思ってるはずなんやけどな」

「そら、仲間を蹴ったらあかんな」

「でも友達は蹴る」

「サッカーとは不思議なものであるな」

「なんにせよ、この試合は、弱いサイドをさらに弱くするとどれだけ悪いことがおこるか、という見本であった」

「問題点がすぐに火達磨になるあたり、マドリーはさすがやな」

「ネタの回収が早い」

「ちなみに、ここではマルセロを主に見てきたが、相方であったグティもなかなか破壊的なプレーぶりだった」

「まさに、彼のエッセンスを凝縮したプレーが随所に見られた」

「そんなこんながそのうちに上がるとは思いますが」

「今回はこの辺りで」

「また次回」

「ご機嫌よう」

おまけ:選手変化






「さて」

「2009年、2010年シリーズも始まり」

「すでに第5節が終了した今日この頃」

「遅まきながら、4節までのマドリーについてまとめてみようかと」

「実に遅まきやな」

「遅いついでにまずは2節のエスパニョール戦を見てみようかと」

「先発はこう」



「40分にグラネロが見事なゴールを決めて1-0」

「マドリーリードのままハーフタイム」

「明けて後半開始」

46分:中村→コロ、イバン・アロンソ→デ・ラ・ペーニャ


「エスパニョールは2人交代」

「中村に変えてコロ、イバン・アロンソに代えてデ・ラ・ペーニャ」

「これは、当然で、攻めるならこの方がいい」

「今のマドリーは、どう組んだところで、下のスペースが空く」



「またこれか」

「いつまでたってもこれやな」

「なんにしても、そこを突くには、縦に早いコロをサイドに置き、長いパスを出せるデ・ラ・ペーニャを中に置けば良い」

「どっちかと言えば、開始からこうしておいた方が相手の弱点を狙いやすい」

65分:ベンゼマ→クリスティアーノ・ロナウド、73分:イグアイン→ラウール


「クリスティアーノ・ロナウドが一番前か」

「前線のこの形は今後も良く見ることになりそうやな」

「マドリーは相変わらずフラフラとした試合を続け」

「77分にグティが2点目」

「3分後にマドリーが最後の交代を行う」

80分:カカー→ラス


「中盤を締める唯一の方法という感じやな」

「締めたわりにはグティがサイドに来とるけどな」

「ちなみに、この時のベンチは、ファン・ニステルローイ、ドレンテ、ガライ、ドゥデク」

「サイドを埋めるにはドレンテに頼むしかないのか」

「まあそういうことになるわな」

「最近のマドリーでよく見る中盤から前の組み合わせは下の通り」



「上で見たように、サイドが行きっぱなしになることが多く、赤い場所が空く」

「バックが4-2という配置はサイドが極めて弱い」

「マドリーはよくここからクロスを喰らってウィーという場面を迎える」

「ヘレス戦なんかもそうやったな」



「特に後半、右サイドからのセンタリングをよく上げられていた」

「その意味で、ヘレスのカルロス・カルボはいい働きだった」

「上の配置で、このサイド問題を解決するには、下のようにやるのが一番手っ取り早い」



「クリスティアーノ・ロナウドが下がるのか」

「守備というのは、結局最後は数が必要で、カカーを下げるよりは9番を下げた方がいい」

「これはあれを思い出すな」

「なんや」

「ジダンとフィーゴがいて、チャンピオンズでバイエルンとやった試合や」

「あの日のフィーゴは凄かった」

「守備の方でな」

「エウベルのシュートのを寸前でカットしたのは、彼のベストプレーの一つに数えられる」

「しかし、クリスティアーノ・ロナウドがこの役を引き受けるようになるかね」

「なるもならないも、結局最後はそうせなしゃあないで」

「ペレグリーニの腕しだいかね」

「腕というか人格というか」

「カカーとクリスティアーノ・ロナウドは、下の形で使いたいところではある」



「オプションとしても有力やな」

「これだとサイドに問題が残る」

「右か左にコロやらマキシ・ロドリゲスのような選手が欲しいところやな」

「ドレンテが使えれば一番いいのだが」

「果たして去年からどれほど良くなったのか今ひとつ不明な点である」

「今後、マドリーで問題になりそうな点を一枚絵にすると下のようになる」



「中盤のサイドで走って全体を支える選手の不足」

「左サイドバックのマルセロ」

「守備が非常に危ない」

「最後にセンターバックから組み立て」

「例えば、アルビオルとメッツェルダーでは厳しい」

「その点では、ガライが一番上手い」

「最後は、ペペ、ガライかね」

「それが一番ええと思うけどな」

「後ろから組み立てるという点では、ここ数年、ハルケが一番の注目やってんけどな」

「もう二度と見ることができなかと思うと非常につらい」

「実は、突然すぎて、あんまり実感がわかへんかったんやけどな」

「そうなんか」

「試合前、スクリーンに映ったハルケを見てもう帰ってこないんだというのがわかった」

「そうか」

「マドリーの全体に関する話はここまでですが」

「なにかと話題のクリスティアーノ・ロナウドの個人技についてこちらにありますので、よろしければどうぞ」

「しばらく、更新が不安定になるかと思いますが」

「今シーズンもよろしくお願いします」

「そんなこんなで」

「また次回」

「ご機嫌よう」

「さて」

「リーガは優勝も決まり」

「残るは順位争い」

「チャンピオンズやらUEFAやら降格やら」

「色々と興味深い」

「そのチャンピオンズ枠を狙うチームの1つであるビジャレアルとマドリーの対戦」

「先発はこう」



「ふむ」

「ビジャレアルの方は、ピレスとイバガサの位置が珍しい」

「ピレスをエグレンの横で使うオプションは、これまで使う機会がありながら、ほとんど採用されたことがなかった」

「それをマドリー戦で先発から使った点は興味深い」

「今までやと、イバガサが中、ピレスが左からトップ下というのが基本だった」

「マドリーは、まあ、良くある布陣ではある」

「今回は、中でも下の選手に注目してみようかと」



「ラスか」

「この試合でも、まさに八面六臂の大活躍だった」

「チームは負けたけどな」

「例えば、中盤の守備において、1人で2人分働く姿が見られた」

「下の感じか」

「ボールを持った選手が、ラスに向かって進んでくる」



「十分に引きつけてから横パス」



「ラスは、それを追う」



「ボールを受けた選手は、縦にドリブル」



「それを追って」



「からんで」



「潰す」




「実に素晴らしい」

「下の状況で1人」



「ここでもう1人」



「合計2人分の働きをしている」

「ちなみに、上の話には続きがあって、相手を潰した後、下のように進む」

「倒れたラスは」



「ボールに喰らいつき」



「頭で弾く」



「這ってでもボールに喰らいつく、その執着心」

「非常に素晴らしいのではないかと」

「上のような例は、別のシーンでも見られる」

「ピレスが、ラスへ仕掛けてくる」



「アウトで中へ切り返し」



「ラスは完全に逆を取られる」



「この辺り、ピレスはさすがの切れ味である」

「一度は負けたラスであったが、そこから反転し」





「ピレスを追いかけ」




「ボールを掻き出す」





「これまた見事で、自分で自分のカバーリングを行い、1人で2人分働いている」

「少なくとも、1.5人分はありそうやな」

「ボランチの横に馬鹿みたいなスペースを残しやすいマドリーにとって、非常に大きな存在であることがわかる」

「彼が来る前と後の成績にもそれはあらわれている」

「以上のような形で、ラスが守備に効くことは、広く知られている」

「確かに」

「この試合では、それに加え、パスの面でも非常に興味深かった」

「という点については、こちらにて」



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