週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
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前回は、イニエスタが自ら正対した後、アウトサイドでパスを出す例を見た。

ここでは、インサイドでパスを出す例を見る。























































完全に正対した状態から、いわゆるインサイド裏でパスをしている。





次は、一度アウトで切り返してインサイドで蹴る例である。

Irl 31分18秒













































次も同様である。

cro 52分17秒


























ここでは、カウンターから正対が用いられている。

カウンターといえば、なるべく早くスペースに走るイメージが一般的だと考えられる。

しかし、ここでは、自ら正対することで左右へのオプションを保ったまま味方を待つ様子が見られる。

以上から次のようなことがわかる。

イニエスタは、自ら正対を行い、正対を通してプレーしている。

正対の後、パス、ドリブル、両方の選択肢がある。

パスは、アウト、イン、両方を用いる。

前向き、後ろ向きに関係なく正対を行う。

カウンターにおいても正対を用いる。

次回は、スラロームと正対の関係を見る。

(参考:スラロームの導入
ここでは、ユーロ2012におけるイニエスタの個人技について見る。

イニエスタのプレーの特徴として、正対があげられる。

正対とは、ボール保持者が体の正面を守備者に向けて相対することを言う。

例えば、次のようなプレーである。

Por 36分16秒























































最初の段階で、スペースが開いているのは縦と中央方向である。



この状態からスペースに逃げず、一番近い守備者に向かう。



相手と正対する。



パスを出す。



自ら相手に向かい、正対した後に次のプレーを行なっている。

正対は個人技の核であり、サッカーにおいて最も重要な概念である。

これをできるか否かが、根本的な上手下手を分ける。

詳しい内容は、「下手とは何か」から連なる文章を参照されたい。

Ita 70分57秒























































左にスペースのある状態で、自ら守備者に向かい正対している。





次も同様である。






























自ら正対している。





次の例は、図の右が攻撃方向である。
































































流れは以下のようである。






戻りながら、相手と正対している。
このように、正対は下がりながら用いても有効である。

後ろを向いたプレーというと、ボールを失うことを恐れるあまり、相手から逃げまわる行動がよく見られる。
上のプレーは、まったく異なっている。

ここまでは、最終的にアウトで離すものを見た。

次に、インサイドで離すものを見る


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