週休たくさんで主にスペインサッカーを分析
2人の選手が、並走状態でボールを追う。
赤い選手は、早くボールに到達しようとする。 白い選手は、相手に体を当てる。 同じ結果が、下にも見られる。 当たりに行く方が必ず勝つ。 このような、接触を狙うプレーが一般的かどうかは、国にもよる。 例えば、オランダでは、草サッカーであっても、このような状態で、骨がきしむほどのショルダーチャージが見られる。 相手との接触を避ける傾向の強い国においては、初期段階でこれを技術として教える必要がある。 続き:複数を相手に一対一をつくる
これは、「キーパーと一対一、インステップからインサイド、まとめ」の続きである。
以前、インステップでニアサイドに蹴る踏み込みから、軸足を外に開き、インサイドでファーサイドに蹴る技術について見た。 これを、ステップサイドの表と呼ぶ 赤い矢印がフェイントの方向、白い矢印が実際のシュートコースである。 この有効範囲について考える。 蹴り方の特徴から、体の正面に対して、90度に近い方向に飛ぶ。 体の正面方向に蹴るほど蹴り足を大きくひねる必要があり、コントロールが難しくなる。 シュートを決める逆サイドネットのある点を中心とし、半径をペナルティーエリアの縦として円を考え、その4分の1を取る。 この時、接線方向に体の正面を向ければ、シュートを決める点が、ちょうど90度方向に来る。 しかし、現実には、90度よりも小さい角度で飛ぶ。 このため、体の正面をやや内側に向ける必要がある。 様々な点における、シュートを決めやすい体の向きは、下のようになる。 半径を、ゴールエリアの遠い角に取った円を考える。 2つを重ねる。 不要な部分を落とす。 これがおおよその有効範囲である。 ただし、その境界線は厳密なものではなく、その外側へ染み出している。 薄いピンクで塗られた部分が染み出しを表している。 どこまで染み出すかを厳密に定めることはできない。 上は、左足で蹴る場合である。 右足で蹴る場合を見るため、反転させる。 上記2つの図で示される部分が、理論から見た有効範囲である。 これを現実と比べる。 軸足を外にひらき、足の内側で打つことにより決められたシュートを見る。 イブラヒモビッチ カカー 水野 (水野の画像は、http://www.youtube.com/watch?v=ClLXaUjud-Mによる。) 水野のものは、インステップによるフェイントが入っていない。その詳細なフォームは、文末に譲る。 それぞれのシュートで、動いた方向、もしくは体の向きを矢印であらわすと、下のようになる。 これを、有効範囲の図と重ねあわせる。 理論と現実がほどよく一致している。 シュートイメージの基礎として、採用してよい可能性が高い。 今後、より多くのサンプルによる検証が必要である。 また、動きの方向に関しては目分量であるので、これが正確に検証される必要もある。 水野のシュートフォーム 画像は、 http://www.youtube.com/watch?v=ClLXaUjud-M による。 ここで体が外を向いているのは、縦にほぼ真っ直ぐ走る状態から、ディフェンダーに右肩をつかまれたためである。
これは、「インステップからインサイド、表」の続きである。
これまで、正しいインサイドキックの蹴り方、インステップからインサイドへの変換を見て来た。 それらの技術は、下のように相互に関連している。 それぞれのキックは、下のようにあわらされる。 すべて右足でボールを蹴る場合である。 青い線は体の向き、赤い線はフェイントで見せるパスの方向、白い線は実際のボールの動きをあらわす。 インサイド表 インサイド表裏 インサイド表表 ステップサイド裏 ステップサイド表 インステップ インステップは、体の正面に対して軸足方向に強く蹴るだけでなく、そこからインサイドを用いて左右に変化させてこそ真価を発揮する。 その蹴り分けにおいて使用する技術は、インサイドによる蹴り分けと多くの共通点を持つ。 インサイドでの蹴り分けの基となるのは、体の正面に対して軸足方向に蹴るインサイドの表である。 それぞれの技術を通して、インステップとインサイドという、まったく異なる蹴り方が関連を持つ。 これには、次のような利点がある。 まず、個々の技術が独立している場合より容易に習得することができる。 これは、一つの技術を習得することが、他の技術を習得する際に助けとなるからである。 次に、個々の技術が独立している場合より実戦の応用において有利である。 試合においては、様々な状況に遭遇し、それにより蹴り方を変化させなければならない。 上の体系を把握している場合、最初から変化が織り込まれているため、対応が容易である。 また、技術が連想式に記憶されるため、ばらばらな状態に比べ、取出しが容易である。 これは、変化への即応性を高め、いわゆる「ひらめき」を助けるはずである。 選手に教える技術は、上のように相互に、なるべく段差が低くなるように関連づけられている必要がある。 例えば、嘘の蹴り方である、パター型のインサイドでは、このような体系をつくることはできない。 蹴り方のメカニズムがあまりにもかけ離れているため、どうあがいてもインステップにつなげることはできない。 また、間違ったパター型では、インサイドで蹴り分けることすらできない。 実際のプレーにおいて、このような蹴り方は役に立たない。 パター型が一般に流布していることは、サッカーにおいて、それぞれの技術がばらばらに存在していたことの1つのあらわれである。 今後、個々の技術を、なるべく段差の低い状態で統合した、下のキックサークルを内包するような体系をつくることは、非常に大きな意味をもつ。 稿の最初に戻る
これは、「インサイドキック、表表、近距離」の続きである。
インステップを用いたフェイントから、インサイドでスルーパスを送る例を見る。 図の状態から、インステップでシュートを打つように踏み込む。 インサイドへ移行する。 画質の関係で見にくいが、軸足のつま先が外に開く。 体が、蹴り足方向へ傾いている。 足の下をボールが抜ける。 抜けた後は、下の形になる。 この場合、オフサイドであるが、一対一での駆け引きという点では、攻撃側が勝っている。 このインステップからインサイドの変換を、インサイド表表変換と比較する。 アイディア 真っ直ぐな踏み出し つま先を外に開く 着地 インパクト 出すパスの長短の差により、モーションの大小はあるが、非常に似通っている。 モーションが似ていることは、2つがメカニズムにおいて共通点を持つことを示している。 2つは、インステップからインサイド、インサイドからインサイドの変換であり、一見まったく異なる。 しかし、それらに共通項があるならば、両者を関連づけ、1つの体系に統合できる可能性がある。 もし、統合されれば、一方の技術を習得することが、他方を習得する際に助けとなる。このことは、技術の上達において非常な大きな意味を持つ。 一つ一つがばらばらに存在するのではなく、それらが相互に関係を持ち、その間を小さな段差で移行できるような技術体系が存在するならば、習得のしやすさ、実戦への応用という面で極めて有利である。 次に、その点について見る。
これは、「インサイドキック、表から表への変換」の続きである。
下の状態から、右足を踏み込む。 軸足の着地に向けて、膝が外に向けて開く 軸足着地 体を蹴り足側に傾けながら、体の正面に近い方向へのパスに釣られた選手の下を抜く。 パスが通った後 パスの距離が短く、モーションがコンパクトながら、原理は、前回のインサイドの表表変換とまったく同じである。 インサイドの表表変換について、下の3つのパスを見た。 長い距離でも短い距離でも、ピッチの中央でもサイドでも、前へのパスでも後ろへのパスでも、どの場合にも有効であり、応用範囲の広い技術と言える。 次に、インサイドキックとインステップキックを統合することを考える。 |
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